正午、会社が入っているビルの共有スペースで喫煙。

普段喫煙しにくる同ビル内の面々がいる。
お互いに顔を(おそらく)見知っているのだけれど、言葉は特に交わさない間柄。

が、今日はすこしちがった。

白シャツ×重めの色のネクタイ、160センチ程度の小柄な初老の男性。
比較的よく遭遇するのはもちろんだが、やはり顔を見知る程度。
心なしか立ち居地が近い、、と思っていると「う”ーっ、さぶーーーっ」と独り言以上の意味合いのある大声を発した。
こちらも「んですねぇー」と返す。
なんでも、その初老の男性、いましがたペットを連れた女性に道路での喫煙を咎められた矢先らしい。
「おめーだってペットの糞害まきちらしてるくせによぉ」と威勢のいい感じで憤慨気味。
が、よくよく聞いてみるとオンタイムでリアクションできなかったらしく、「いってやりゃよかったんだけど、思いつかなかったよぉ」とかわいい後悔を語ってくれる。

喫煙自体は全くといっていいほどいいことが無いが、こういうときは少しタバコがあってよかったと思う。

SMOKE(スモーク)