例のじいさんとタバコ遭遇。

最近は毎度のように季節ネタ(夕方の日の長さ、とか)から会話を始める。

ならし運転もそこそこに、 “中学の旧友が、大学に通い始めた” のだと始まる。

つい先日の同窓会で、そんな情報を仕入れてきたらしい。

級友の彼は、中学卒業後、旋盤工として技術畑を歩み、今現在は、ほとんど国内最大手と呼んで差し支え無い某企業で課長さんクラスだそう。
その彼が、定年退職前に、会社の補助(給料)を受けながら、大学に通い始めたのだ。

はたして機械工学なんかの専門領域ではなく、文学部への入学だそう。

例のじいさんは、 ”この年(概ね60歳)で、モチベーションを保つのは至難” 、と級友を絶賛。
“もう少し若いとき、んー、15年くらい前だったらぁ、モチベーションもぉ、ねぇ。” と、すこし羨ましっぽい。

“もし45位なら、オレだって” と云うわけ。
わかるゼ、じいさん。
オレだってもう15若かったら、あんなンにポッチャリ王子の座をゆずりゃしねぇ。

さらにこの級友。
齢60のキャンパスライフにとどまらず、市の募集に応え、カルチャースクールの講師のようなことまでやっている。
市の人気者だ。
小額ながら fee も発生している。

例のじいさん。さらに、羨ましい。

事情を聴くと、むろん、学費の方は自前で捻出しているということだ。
が、実際、年単位での有給休暇だ。
退職後の年金も、十二分な額だそうだ。

実際、大きな企業の手厚さ、というか余裕はすごい。

ナァ、じぃさん。
オレらもキャンパスライフはじめっか。