iPhone 3G 用無償版 VNC(Virtual Network Computing)クライアント Mocha VNC Lite を試しに使ってみた。
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こりゃすげーっ。


そもそも、VNCなんてものを使ってみるのは今回が初めて。
「VNCって何?」って方はこちらをドーゾ。

まずは設定が必要なんだけど、これがものすごく簡単。対象のマシンがMacOSXなのと、少し端折った内容になるけど、手順は次のとおり。
mac側
・macのシステム環境設定から、『共有』設定を開いて『画面共有』をチェック。
・同『画面共有』設定内の『コンピュータ設定』ボタンから、
  「VCN使用者が画面を操作することを許可」をチェックして、パスワードを設定。
iPhone側
・iTunesから appをDL、インストール。
・vncのアドレスを入力。
・上記のパスワードを入力。
・必要に応じて OSX server をONに設定。
・connect ボタンをタップ。

実際にクライアント側(iPhone側)を操作すると、サーバ側(対象マシン側)がウィンドウを閉じたり、プルダウンしたりとリアルタイムに呼応する。遠隔操作が目的のアプリケーションなんだから、あたりまえか。
しばし触れていて抱いた感想は「遠隔のマシンを操作するってのは、なるほどこういうことか」としんみりした実感。北海道や沖縄から、極端海外からでも、デスクトップを操作することが可能であるという事実に想いを馳せると、もはや手に負えないというか、遠いというか、すこしトリッピーなような気分になる。

そんなことはさておき、折角なので具体的に何かをやってみたい。ということでやってみる。

もじだってにゅうりょくできるぞ

上の一行は今しがた iPhone3G からVNCを経由して入力した。残念ながら句読点入力と漢字変換は不可みたい。あと、ポインタの操作も難しい。

しかし、こんなワケわんないことが、こんなに手軽にまた安価にしかも iPhone 3Gみたいなちっさな端末から実行できてしまうことに対して、すこしヒヤリともする部分もある。
そして、道具自体がここまでできているというのに「家に帰る前にiTunes起動して音楽でも鳴らしておくか」という陳腐な SF 的活用法しか想起できない自分が哀れでもある。

今回は無償版で試してみたわけだが、有償版 Mocha VNC (¥700)もある。評判いいみたい。

関連リンク
MochaSoft

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