iPhone 3Gのファームウェアをアップデートした。したんだけど、いったいどこが変わったの?
mobileMeでサービス立ち上がりが上手く行かなかったとか、端末上の “有害な” アプリを削除する “キル・スイッチ機能” が存在するだとか、3G 接続障害(Infinion疑惑)とか、近頃Appleはなんだかムダにいろんなネガティブな話題を振りまいている。そこへきて今回のアップデート。
今のところ、内容に関するAppleからの公式発表は無いみたい。秘密主義なのか、単にユーザ軽視なのか、もはやソレ(広報)どころじゃない状況なのか、もうなんだか良く判らない。
で、あんまりにも状況が良く判らないもんで、AppleDiscussion|category: iPhone をちらりと覗いてみる。すると、否の方が若干目につく賛否の声が多数。
“Topic : 2.0.2 Update”
It’s a mystery to me as to what “bugs” they actually fixed.
いったいどのバグが修正されたんだ?
http://discussions.apple.com/thread.jspa?messageID=7902352�
“Topic : 2.0.2 skip or install iphone update”
i am going to skip 2.0.2
2.0.2へのアップデートする?しない?
>しないつもり。
http://discussions.apple.com/thread.jspa?messageID=7902976�
みたいな感じ。(上記はもの凄い勢いで “抜粋” です。もちろん。事実に基づいて評価を下したいヒトは AppleDiscussion|category: iPhone へドウゾ。)
その他のwebサイトでも声は様々。「キー入力が早くなった『気がする』」とか「safariが落ちにくくなった『気がする』」とか「safariの読み込みが早くなったとする『検証ムービー』」とかのポジティブな意見も挙っている様子。このどれについてもボクは今ひとつ実感できていないし、仮に何かしら改善の実感を得たとしても今回の(ナゾの)バグ修正と直接関係があるかどうかも、今のままでは特定ができない。
今回の Apple の沈黙は『とにかく公にしたくない(お粗末な)バグ』の修正なんだろうナ、と邪推を生む方向に働いたんではないか、と個人的には思ったりする。仮に邪推通りだとしても、メディアやユーザの猜疑心に任せるよりは自ら公表した方がコントロールしやすいと思うんだけど、どうなんだろう。(新種のbuzzだったりして)
この企業側からの公表の姿勢についてちょっと考えてみた。
対照的だなとまず思い浮かんだのが、RICOH GRDのファームウェアアップデート。RICOHはアップデートの度に(ボクが経験した範囲で)毎回その変更・改善点を明記してアップデートを促してくれる。こういうの、イイ。
あと WordPress for iPhone。こちらは 開発状況を trac で公開している。チケット(開発課題)の数と内容、開発のマイルストン、各チケットの進捗もモロ。結果、妙な “ナゾ” は感じないで済んでいるし気持ちがいい。「そうか、遅れてるかぁ。よしっ。待つゾ」ってなもんで。すごくイイっ。
(といって、別に iPhone や Apple を嫌いになったというわけでもない。一応。)
上に挙げた例では企業(団体)の性質やその製品の性質・価格などまったく違うものだけど、結局ユーザ(オーナ)の心理としては、自分の持ち物の内容を変更するのだから、仮に絶対的に改善するにせよ、そのアップデートの目的や修正点を知らなければ(アップデートを)受け入れることも拒否することも選べない。だから、知りたいというよりは知る必要があるということになるんじゃないかな。
今回の 2.0.2 へのファームウェアアップデート。
ボクは(iPhoneとAppleに対する)興味本位でやってみた。とりあえず今のところ不具合は無い。
関連リンク
AppleDiscussion|category: iPhone
RICOH
WordPress for iPhone
WordPress for iPhone trac