セカイカメラ
適度な現実感が伴った、とってもワクワクするサービス SekaiCamera(セカイカメラ)。

SekaiCamera ってナニ? 何ができるの?
例えて言うと攻殻機動隊の「電脳化」をとりあえず外部端末で実現したようなサービス。


憶測の範囲は出ないけど、ほんの少しマジメに言うと、現実世界の視覚情報にバーチャルに『別の情報』を載っけるという試み。
さらに、彼らのデモ動画内のメッセージを拝借すると、

“Real space is a new interface to the Internet”
“No keyword, No search, Just watch.”

ということになる。

言葉で説明するより手っ取り早い SekaiCamera デモ動画は、下の YouTubeからドウゾ。

SekaiCameraDemoVideo of TechCrunch50|YouTube

このデモだけでは、次の基本的な仕組みを実現するテクノロジーについては判らない。

  1. iPhone3G カメラに映し出される映像と、SekaiCamera で提供される情報との関連性。
  2. iPhone3G で取得される位置情報と、SekaiCamera 提供される情報との関連性。

端末の方角についての判定と、画像照合の判定とはいったいどうなってるんだろう。知りたい。

このデモから汲み取れる情報から、情報収集と情報提供の仕組みは次のようなことらしい。

  1. メーカーや販売店などの企業や一般ユーザは、(SekaiCameraに表示する)情報を投稿することができる。
  2. SekaiCameraは、サーチツール “airfilter” を利用してインターネット経由でユーザへ情報を提供する。

位置情報(プラスα?)をkeyにした情報マッチングということになるかな。

このデモから汲み取れる情報から、具体的な活用シーンはこんな感じ。

  1. レストランのメニュー
  2. レジャー/イベントの情報
  3. 美術作品の作家に関する情報
  4. 新商品についての情報
  5. 電車の乗り換え情報

当然ながらモットモット。活用のアイデアはいくらだって湧いて出てくるだろう。
そりゃもう使い方によっちゃ、とっても楽しいこともとってもアナーキーなこともできそうだ。

これまで、幾多のウェアラブルPCやユビキタスのコンセプトに関連するプロダクト(主に端末)が浮いては消えてきたハズ。それにきっと今も色々なプロダクトが企画開発されていのだと思う。
でもさ、ヘッドマウント型のヴィジュアル・ヴァーチャル・リアリティ・セット(ながっ)なんか外じゃ(まだ)恥ずかしくて使えなくない? あと、服の中に無理矢理デバイス入れこんじゃったウェアラブルは “奇想天外” 風で照れるよね。(あと洗濯どうするかね?)

プロダクトやサービスが「現実的であるかないか」というコトはユーザにとってもの凄く重要。
ここでいう「現実的」には、端末のサイズが十分に小さいとか、端末の操作が違和感なく直感的だとかいうコトの他に、「端末の装着や使用時のあり様が珍妙でない」ということも含んでいると思う。
で、今回の SekaiCamera(セカイカメラ)はiPhoneに乗っかっている訳で、今のタイミングでの奇異さは極小ということでいいんではないか。

SekaiCamera がサービスとして成立するには越えるべきハードルが多々ありそうではあるけれど、そっち方面の新しい波になって欲しい。本気で。あと、ヘンな広告収益モデルでノイズだらけにならないことを願う。何様だ。
で、残るは光学迷彩だ、ね。

関連リンク
セカイカメラ
SekaiCameraDemoVideo of TechCrunch50|YouTube

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