サン電子からリリースされている iPhone向けゲームApp 「上海」の無償体験版を試した。
無償体験版をダウンロードしたのは結構以前のことになります。
上海は、積み上がった麻雀牌を全て消すことをゴールとしたパズルゲーム。同じ模様の牌を2個1組として選択するとそれら牌を消すことができるというもの。ただし、制限的なルールとして、積み上がっている下の牌と、左右両辺を他の牌で挟まれている牌は選択できない、というもの。
ともあれ懐かしいです。高校生の頃、昼間っからアーケードでやってましたから。あのころにわざわざゲーセンで「ストII」や「餓狼伝説」でなく「上海」をやっていたというのは、もうカンゼンに暇つぶし丸出しなワケですが。そんな意味合いで懐かしいヒトも多いんではないかと思われるゲームですね。
それで、実際久しぶりにやってみてどうかというと、そのゲーム性は変化のしようもなく、上海の面白い部分を損なうことなく期待通り。その他、音楽と絵柄も期待通り。
先述のアーケード機がサン電子の製品だったかは覚えていませんが、アーケード機と iPhone App とではその操作感は当然違いますね。
確かアーケード版はスティックでカーソルを目当ての牌の上まで移動させていたのです。そしてこのカーソル移動が結構遅い。だからすごいもたつくワケです。が、今回は iPhone App 版ということで当然その操作は画面をタッチして牌を消してゆくもの。これはこれで直感的で操作にムダがなく気持ちがいいです。とはいえ、カーソル移動でもたついたり、押し間違っているのに気がつかずに2番名の牌を取り入に行って間違いに気付いて戻る、あるいはキャンセルして最寄りの牌を取るという機転を働かせるという「カーソル移動時間の壁」みたいなものが解消されてしまったのが、すこし寂しいですかね。単純なルールでもありますし、時間制限があるゲームなので、そういった凡ミスも含みでゲーム性という風に感じられました。改めて。
強いて悪い点を挙げると、牌が小さいので、指で押すときにとなりの牌を押してしまう押し間違いをやってしまうくらいでしょうか。
現在では既に無償体験版は App Store には見当たらないですね。配布終了してしまっているみたい。
有償 App は 1,200。iPhone App の枠内での価格帯として捉えると少し抵抗ある金額なんですが、高校生のころにゲーセンにバカスカ放り込んだ50円玉の枚数を考えると、全然高くないカモしれません。そろそろ買おうかな。