「日本語が滅びるとき ? 英語の世紀の中で」ただし書評にあらず。
IT 化からもフラット化の波からもまったく蚊帳の外な自分がすこしばかり悲しくなった今日の出来事について。

今日は渋谷で本を物色。読みたいと思っていたお目当てを入手して書店を出てすぐの交差点で信号待ちをしていたら背後から声をかけられた。
スゥミマセッーン
振り返ると、背格好から判断するに、中学生?高校生くらいの女子が一人。若干アニメ好きっぽい印象。で、その子のさらに向こうに何かしらの紙をオデコをくっつけんばかりに覗き込みながらゴニョゴニョしてる手前の子と似た印象の女子が 3 名。
どうやら切り込み隊長に任命されたらしい手前の女子が続けて話しかけてくる。
ウェア イズ マクシティ?
「あっ、観光ね。道聞いてるのね。で、エーゴ、ね。あぁ… 」とおおまかな事の次第を察しはしたものの、急で参る。参ってしまうのは、コミュニケーションが英語ってのもそうだけど、「マクシティ」って何っ?ってことも。どっちに参ってるのか自分でも軽く見失なった。「マクシティ」ってのが一体何なのかをボクは知らない。で、しょうがないのでとりあえず聞いてみる。
ワッティズ マックシティ?
逆に聞くか? と思うも知らないんだから仕方がない。ボクの中では「渋谷 + マック」のクエリを渡されたときに吐き出される検索結果は「アップルストア渋谷店」か「東口ビックカメラのマクドナルド」だけだから。
すると、こんどは地図を差し出された。一瞬これでなんとかなるかと安堵をもたらした地図なんですが、今度はその地図に参った。「|」と「ー」と「◯」が色んな具合に組み合わさったアレ、ハングル。もちろんボクには読解不能。もはやその紙上の地理が渋谷かどうかも不明。
アイムソーリー アイドンノー
わざわざ遠く海の向こうから2時間ちょっとかけてやってきたアニメ好きっぽい 4 人組に対してなんだコレ。なんのための iPhone だ? なんのための google map だ?(いや、かなり後になって気が付いたんだけど)
英語ダメ、ハングルもダメ、地図もダメ、あげく iPhone の存在も忘れてた。自分がソートー残念。アイムソーリー、オレ。
よりによってか幸いなのか、奇しくも水村 美苗さんの日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
を買った帰り道での出来事でした。
4 人組、ボンボヤージュ! (当然 仏語もダメ)
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