さっき三田線でおばあちゃんとコンタクト。
「この電車は六本木一丁目に行きますか?」

六本木一丁目ってのは、三田線乗って、白金高輪で南北線に乗り換えて、そこから二つ目。

なのに、ボク「はい、(六本木一丁目)行きますよ」つって三田線にのっけちゃった。自分がいつも通過してる駅だからってので間違ったナビしちゃって。乗車すると、おばあちゃんはシルバー席へ直行。ボクはシルバーでない方の斜め向かいの席に。

そんなもんだから、ボクは車中ずっと気になって気になって仕方ない。

たぶん乗り換えないで到着すると思ってるよなぁ、とか、社内のアナウンス聞こえてるんだろうか、とか。

そんでもうメンドクサイからってんで、ネークストスティショォンシーローカーネータカナァワァってアナウンスのタイミングで席を立っておばあちゃんに「乗り換えだよ」って声かけて、一緒に三田線降りてお向かいの南北線に乗り換えた。で、ここ(白金高輪駅)から二個目の駅ね、って念を押して、さらにちゃんと六本木一丁目駅で下車することを目視で確認して見送った。

なんやかんやで、あのまま三田線に乗ってたらたぶん六本木一丁目を探して半日くらいは彷徨っちゃうかもしれないし、そのせいで膝や腰に負担もかかるだろうしね。

電車の乗り方がわからなかったり、乗る線を間違えたり、社内アナウンスが聞こえなかったり、動作がゆっくりだったり、周りがいつも親切にしてくれるとも限らないし。
歳をとるってのは面倒だなと思う。そんで、歳を取った人と日常を一緒に過ごして気を配り続ける人ってのも大変だな、とも。

だけど、面倒だからヤダとか大変だからヤダってのは思わないけどね。