2009年 6/26 今日、マイケルジャクソンが亡くなったって、朝の TV ニュースでやってました。
なんかさ、ウソなんじゃないかと思っちゃいます。マスコミ含めて世界中だまされてる、ほんとはドバイかどっかのプライベートビーチで雲隠れしてんだゼ、コレ。みたいなシナリオの方がしっくり来る感じというか。や、だってサ。ネバーランドの王子だもんよ。実際アレで 50 歳ってわけだから、MJ=ピーターパンってのも「ウソ」ってとこから「大袈裟」ってくらいの水準まで引き寄せてしまってたダケに、ね。


個人的に生まれて初めて自力で(いや、正直言うとオカンの財布から小銭ちょろまかして、だったかもしれない。ゴメン。)買った音楽。
もっと言うと、近所のスーパーの軒先の露店でラックにならんだ、あからさまに違法コピーの真っ白なカセットテープ。光沢無しのOAコピー紙みたいなのに印刷された歌詞カード付き。

それがMJ。だったんですから、感慨ひとしおというか。

頃合いとしては、おそらくシングル『スリラー』がヒットして、同曲が収録されたアルバム『スリラー(Thriller, 1982)』がリリースされて、って流れだったんだろうと今振り返ると、1976生まれのボクは、当時小学校入学して間もない頃だったはずだからそんなおマセか? って首を傾げたりもします。それとも、ヒットからさらに 1,2 年後にようやっとボクの生まれたド田舎にまでMJ旋風が到達した頃合いで買いにいったのか… ちょっと記憶は曖昧。

『スリラー』(Thriller)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、マイケル・ジャクソンのアルバム、及びそれに収録されたシングル曲。
アルバムは1982年12月1日に発売された。

http://ja.wikipedia.org/wiki/スリラー_(アルバム)

でも、CD 以前の時代に、ドキドキしながらデッキに差し込んだ真っ白のカセットはMJのものってのはたぶん間違いないハズ。

その後はマイケル・ジャクソンの音楽を積極的に買う、聞くということも無く、せいぜい「チビのときは”スリラー”の PV が結構リアルに見えて怖かったワー」とか「そんでやっぱ フズベー! (“Bad” ね)でしょ」とか「”Black or White” の PV かっこ良かったなー」とか「ナオミ共演の “In the closet” のときがいちばん男前だったかもねー」くらいでしかないんだけど。それでもなんだか気持ちの中には何かしらの反応というか影響があるっぽいのを感じるんですから驚き。

忌野清志郎が亡くなったってときも、カート・コバーンが亡くなったときも、尾崎豊が亡くなったときも、そんなにグサリと来ていなかったボクですが。リバー・フェニックスが亡くなったときと、司馬遼太郎が亡くなったときと、そして今回のマイケル・ジャクソンが亡くなったことについては、なんかすこしだけ喪失感みたいなのと「いやいやいやぃゃ、ウソっしょ、たぶん」みたいな感覚があるのです。不思議。

自分もみんなもなんだかハイで、良い時代の雰囲気の一端を担っていたスーパー☆スターだったんだね、ってそういうことなんだろうな… 浦沢直樹の『20世紀少年』の万博的な意味で。

でも、ウソっしょ。たぶん。