唐突ですが、電子マネーの導入と公的個人認証サービス活用との二つに興味が沸きまして。
その辺を駆使する前段として、自宅で使えるICカードリーダ/ライターが必要だぞと息巻いて、ネットで製品を物色してみました。

ボクの場合の基本的な条件は、MacOS 最新版、Safari 最新版で利用できること。それから、利用の目的は、電子マネーの履歴確認と入金、加えて公的個人認証サービスの活用ってところです。

で、アマゾンなんかでいろいろ眺めた概観としては、

案の定というかなんというか、Mac対応の製品ラインナップはかなりお寒い状況です。それから、公的個人認証へ対応しつつ併せて電子マネーの入金なんかができる多機能型の製品もだいぶ少ないように感じました。

そういった状況下で、比較的目立ったのは Sony の「パソリ」と、NTTコミュニケーションズの「SCR331DI」って製品の二つ。

SONY 「パソリ」は、公的個人認証に対応で、FeliCa もろもろ対応です。さすがFeliCaはソニーの登録商標。で、Windows 7へも対応しています。ただしMac OS には対応せず。

製品の機能的には、公的個人認証サービス対応、ビットワレットの電子マネー Edy の照会・チャージ、それから JR の Suica や私鉄の Pasmo などの各種ストアードフェア機能カード(って言うんですって)の利用履歴確認なんかが搭載です。
Mac は NG よって部分はもうソニーの立ち位置として理解するけど、対応ブラウザが Internet Explorer 限定っていうのはなんだかとてもほんとにちょっとアレです。(公的個人認証サービス都道府県協議会が同様にIE6〜8を推奨してるからその兼ね合いも多少はあるかもしれません。ただし協議会側はIE6SP1, 2を推奨に対して、ソニーはIE6SP3推奨だから関係ないかもな。)

一方、NTTコミュニケーションズの「SCR331DI」は、公的個人認証サービスに対応で、Win/Macとも可です。ただし、クライアント側のアプリが充実しない…というよりも存在自体が見当たらないです、はい。つまり、公的個人認証サービス専用の製品って位置づけなのかもしれませんね。んー、そもそもこの手の製品なので、個人利用はあまり考えてないよってスタンスなのかもしれません。その点、Sony の「パソリ」だと、ソニーなだけに、FeliCa+アプリケーションて格好での個人ユーザを向いたソリューション提供の思想の片鱗は見えます。正直イカしちゃいないけど、でも個人用途意識して取り組んでくれているという事実だけでもずいぶん上等に見えてきましたよ。

ただし、NTTコミュニケーションズの「CSR331DI」はドライバが MacOS 10.6をサポートしているものの、肝心のクライアント側のアプリケーションを提供している公的個人認証サービス都道府県協議会の方のシゴトが追いついていない状況みたいです。公的個人認証サービス都道府県協議会側のクライアントソフトver2の対応状況は下記の通りでしたので。

対応するOS
Macintosh OS X v10.5 Leopard (注5)
Macintosh OS X v10.4 Tiger (注1)

http://www.jpki.go.jp/download/mac.html

と、こんな感じで調べてみると足並み揃わずなんだかガチャガチャしてて、面倒くさい印象です。やっぱりもう 1〜2 年くらいグラウンドが整うのを待った方が良いのかもなぁ。それか、windows機 × パソリ の導入か…

あれ!でも今見たら「Amazon.co.jp ランキング: 家電・カメラ – 85位」なんだ。出荷台数の予測までは立たないけど、結構悪くない売れ行きなのかも。

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