twitterネタ。twitter ではいつのころからか、「〜なう」って使い方がありまして。
twitterのサービス自体が「いまどうしてる?」って問いについて140文字以内で情報投稿する・見るサービスなので、今現在の居場所や、いましていること、考えていることをつぶやくことになるわけです。
例えば簡単に言うと「渋谷なう」とかなんとか。
「~なう」は不要といえばそうなのですが、2文字だし、新しいことしてる感を生むし、言い得て妙ってところでもあり、不思議と普及しましたとおもいます。ボクも使うしね。
文語調だと「今渋谷につきました」とか、「いま渋谷にいます」とかいう状態があって、これを口語的に改めると「今、渋谷」と。この口語調の「今、」の部分を文の後ろ側にまわして、言い切った言葉の最後を「なう」で仕上げるっていう調理方法といえば良いんですかね。
細かく言うとそういったようなサービス内のコンテキストがありましたよ、と思っています。
ま、どうでもいいんですけど。
これに対して件のハマコーがサービス利用を開始します。開始当初はハマコーもオーソドックスな「なう」を使用していました。
おはようございます!日曜の朝は政治番組が多くて良い。日々勉強なう
そう言った具合。順調です。が、そのしばらく後に
人生自分が主人公!!なう!!
という具合に、本文比で、気持ち「なう」が勢いを増しました。それから、
なう! わすれた。
と、いよいよもって「なう」が完全に自分の羽で羽ばたきました。巣立ちです。
郷に入ってはではないですが、案外と決まりごとを踏襲するのが嫌いでない一面をみせつつも
ツィッターとは、2手3手 先を読むものだよ!!なう!だう!
と始まりました。もう、ここまでくると立派に逸脱です。
そんなハマコーの顛末を見るにつけ、背後にPRマンがついているのかなと思える程度に上手くやってるんではないかと思えました。本人の人柄なら尚良し。実際のところどうなんでしょうね
ハマコー流「なう」が上のような足跡をたどった直ぐ後に続いた「なう」アレンジの旗手が東国原知事でした。
この人の場合には、ツイッター開始後18つぶやき目で
ところで、「なう」ってどういう意味なんですか?
19つぶやき目で
後、「だう」は?
20つぶやき目で
成る程、nowだったんだ〜
と開眼し、その後42つぶやき目で「だう!」に相当する「てげ!」を生み出したという足跡でした。
「てげ」っていう表現が、氏の御国言葉で「すごく」とか「かなり」という意味なのだそうで、文脈からして「なう」本来の役割機能は全く無視されており、文意として成立していない格好での逸脱です。
この人の場合には、PRマンが背後に…?とは思わせない上手くなさを感じました。勿論、実際のところがどうかは知りませんけど。
二人に共通しているのは、既製のものを使うよりはアレンジを選択したことと、もうひとつにはいちいち「!」が好きなことですか。加えてマスコミ慣れ。
二人に共通しないのは、「だう!」はノリやすくちらほらと真似る人が現れたのに対して、「てげ!」はボクのTL上では(見逃しを除いて)ゼロだということ。それから世代差。おじいちゃんがツイッター使ってつぶやいてるってことだけで信じられない出来事ですから、それは優しく見守りたくなるのが人情です。
衆目を集めるのに上手くいった方も、そんなでもない方も、とかく人気商売のお父さんがたが「だう」とか「てげ」とか言いあって場のダイナミズムと調和を図ってるサマも、なんかそれはそれでいいんじゃないの、なんて思ったりしてます。
自然と、そのうち下火になってくんだろうから、ログとして。
そして、今しがた、久しぶりにアマゾン覗いてみたらtwitter関連本の数がかなりある事に驚きました。そんなにかね?しかし。