リコーのユニット交換式カメラシステム、GXRお買い上げの図です。
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今回のGXRのシステムを思うにつけ、カメラの機能・操作関係系統と、レンズ+センサー関係系統とが独立になったメリットについて、いろいろと感慨ありです。

リコーの場合、既に3代目になるGRDシリーズの操作系の実績があって、これは完成度の面でかなり煮詰まったところにあるだろうと予想します。右手にはこういう武器を握りしめている。
市場では各カメラメーカーによるセンサーの性能や画素数のアップデートの競争状況があるのだから、左手にはセンサー+レンズのユニット交換式というアップデートへの冗長性(?)の盾を持てば、優位性を確保できそうにも思えます。
ただ、メーカーリコーがきちんとGXRシリーズを維持継続して、レンズ・ユニットのラインナップ増強を継続してくれるかどうかが、また、本体側のアップデート・リリースと旧来レンズ・ユニットとの互換性保持をするということが、ユーザー側には要となる、そういうことをメーカーがあっさり辞めちゃったらどうしよう…っていう心もとなさもなくはないのですが。でも、リコーが、最低でもコンパクト一眼のトレンド踏襲に走らず、堅実にシステムに昇華したことには期待が持てると思ってます。

いざ、こうやって形になって提示されてみると、従来のデジタル一眼レフからの常識では、操作系統とセンサーとのセットを指してカメラ本体と呼んでいましたし、そういうもんだという既成概念への固定観念も揺ぎ無い強固さを持ってきましたが、そうじゃないことによる有利さが確立しちゃうかもしれないというワクワクは感じます。
それに、既成概念の枠を外して「わかっちゃいるが…」を現実に形にして販売してしまうその思い切りが凄いかな、とも。

当面はレンズ・ユニットの単焦点のバリエーションが増えることに期待です。確か、次は28mm単焦点がリリースなるはず…って、ボクのカメラじゃないんですけどね。

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