情報通信総合研究所から発行の「情報通信データブック2010」を購入してみました。
08年版から3冊目の発行となる本書の紹介ページによると、

本書は、情報通信分野の各種データ(435点)をとりまとめた「データ集」です。

http://www.icr.co.jp/publications/book/databook_2010.html
だそうです。はい。データがたくさんあるのは良い事です。


件の経済の落ち込みの根深さや、また広告関係、出版関係、放送関係が軒並み年々右肩を下げてる状況と、私たちの会社や事業のこれからの取り組みを照らしてみるとき、実際問題「マユツバ」みたいな領域やあぶく銭みたいな領域やコバンザメ的領域ではなく、確りとした価値を備えてなおかつこの価値の向上と利用の裾野の拡大が正比例するような、はたまた正比例以上の効果を示すことができる何かしらを構築しないと生きて行かれないんじゃなかろうか、などを念頭に400余りのデータをパラパラと捲るのであります。
とかく「今」の「私」の課題に対するいとぐちとなるような情報は、数件〜ゼロ件ということになろうと思うのですが、ま、それはどんなデータ集にあたってもそんなもんだと思います。ボクも他者説得用に使えそうな集計結果を2,3点見つけました程度。でもそれで十分。

本書の目次は下のとおり。

トピックス IT・情報通信の最新動向
第1章:情報通信・IT産業
第2章:上位レイヤビジネス
第3章:ネットワーク・端末
第4章:放送・CATV
第5章:企業情報化
第6章:電子政府・電子自治体
第7章:海外の情報通信

http://www.icr.co.jp/publications/book/databook_2010.html

新規事業、新規サービス検討中のみなさんのお手元に一冊。
それから、忙しさと、老朽化と、できれば市場の変化など気づきたくないましてや市場に自分がフィットすることなど考えたくもないセンチメンタルで、思考が鉛のように凝り固まってしまったカレの卓上にもこっそり一冊。

情報通信データブック2010
情報通信総合研究所
エヌティティ出版
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