ままありがちなことではありますが、プロジェクトが頓挫中。

自分のやりたいこと、もしくは自分のやれることの側からテーマ設定をする。このテーマを起点にサービス利用者像を定めて、利用規模を確認するという、当初設定のプロセスと比較すると、思春期のニキビを想わせる大逆流ぶりです。


時代性があり、世相があり、ヒトの傾きと応じて金の流れがあり。そういったことは、自らが何者であるかという主張とは無関係に(いや、本当は巡り巡って関係している生態系ですが、ここは一旦無いということにして)存在しているので、潔く自らが何者であるかという自分探しとはスッパリと切り分けて、色々な事物が発信する信号受信にまずは集中してみると吉、とおもうのですが、どんなもんでしょうかね。

ま、そっちはそっちで、稚拙な処理をすると大衆迎合型の、そして往々にして既にヒットしてる市場を形成・牽引していると言える著名なサービスの模倣に陥る、そしてその結果素人目に見て100%勝てない相手であるマーケットのリーダーに勝負を挑むことに(期せずして、というか無自覚に)なるという、あたかもウロボロス的な危険も感じますので、「何者であるか」と「何が求められているか」の軸足の置き方の調整には、押し引き加減の妙が必要になりそうです。

そこでボクが選んだのは、まず押さないという選択肢。
ボクには感じ取れない、日経新聞や産経新聞には乗ってない、まだだれもサービスとして始動してない、ソイツにしか見えていない社会的要請があるかもしれないことへ期待したいじゃないですか。高確率でナイんだけど、ゼロと切り捨てることも(まだ)ない。

ものを考えるフレームワークとか順番は、時にきっと大失態を導く程度に大切ですが、といって完成形の青写真が説得力あれば、プロセスはどうあれそれでよしと言えますから、自らをペルソナに見立てた自己探求型から生じるであろう「なにかしら」に飽くまで 50% 程のナイスなアイデアの発現を期待して見守るスタンスです。例えて言うと、レイアップシュートのが見かけ上安心を誘発するのは判っているけど、3ポイントシュートで「シュパッ」と決まるのもそれはそれで気持ちがいいっじゃない、て感じですかね。

とかなんとかを勘案し、ここは一旦、不慣れなフレームワークや手順でガンジガラメの心と頭をリラックスさせてもらって、自由に発想してもらうこと(あわよくば自由な発想の限界も知ること)から、プロジェクトを組み立て直してみたい、を選んで推進中。例えて言うと、コート外かつリング裏からのシュートみたいなミラクルを起こしてくれたらいいな。なんて。

というわけで、妙案でればよし。出ない場合の頓挫期間+寄り道期間の遅延分はボクが担ぐことになるわけだけど、それくらいは仕方がないです。といいながら、そろそろウォーム・アップ開始なのです。