はや1,500件にも及ぶ未読記事が累積してしまっていて、始末に負えない状態に至ってしまったReadItLaterのブックマークリスト。未読にある記事にかなり未練を感じつつも、ぼちぼち大人の諦めを以て、サービス内に備えられた機能「一括削除」を押すかなと思っていたのですが、なかなか踏ん切りがつかず。とりあえず一括削除のその前にお試しでって感じで開始してみたのが RIL 提供の Digest。これ、なかなか良いです。

ReadItLater Digest, iPadアプリ

従来のRILブックマークはただただひたすら「あとで読む」記事タイトルの一覧だったわけです。が、これはなかなか取っ付きが良くないといいますか、読み気が失せてしまいます。それが1,000件を越えているとなればなおさら記事消化開始後に感じる徒労感は山のごとし。


Digest では、RIL 単体での利用において感じられる先述のような状態に対して、大まかに言って二つほど解決策を提供してくれます。その一つは、大量の未読記事を雑誌風にレイアウト気の効いたレイアウトにして、表示してくれます。画面的には上に掲げる画面キャプチャの通り、紙面を段組みをしたり記事内画像をアイキャッチに表示したりして少し読みたくするということ。紙面の編集ですね。
それにもうひとつ、自分好みの記事カテゴリを作って、そこへ大量記事を割り振りすることができます。新聞で言う所の政治面、経済面、社会面、スポーツ面、テレビ欄とか、そういう具合のカテゴリを作れます。そしてカテゴリ名に関連する形でキーワードを設定すると、カテゴリ名もしくはキーワードに準じて自動的に大量記事が割り振られるということ。やはりこれも記事の仕分けというかたちででの編集業務の自動化という感じです。

Instapaper にせよ RILにせよ、記事へタグをつけるなりカテゴリ割り振るなりの作業を、記事そのものを読んだ後に、自分自身で行わなくてはならなかったわけですが、そんなものは面倒で仕方が無い。Digest では、タグづけやカテゴリ振り分けを事前に、Digest がやっておいてくれる。そういうサービスです。なにやらボクの記事整理にアシスタントが付いたような感覚です。ちょっと言い過ぎかもしれないけど。
だから、ボク同様、GoogleReader や Reeder それに twitter からバカスカバカスカと「あとで読む」しまくって、いよいよもって収集が付かなくなりかけている人にはお勧めしたい。

サービス購入前の注意点としては、このDigest サービスは ReadItLater の側のアカウントに紐づいてるということ。iTunes Store アカウントとの紐にはなっていないみたいなので、同サービス上複数アカウントを1クライアントで管理するという、良くある感じのID/Password 切り替え利用は認めていないようです。1ライセンス購入で複数アカウント利用可となってくれれば、相当素晴らしいのですが…。

ReadItLater のApp 600円とは “別に”、追加で600円ナリ。アシ代。

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Read It Later Pro – Idea Shower