Mac メールクライアント sparrow


http://www.sparrowmailapp.com/

仕事以外のシーンでは、メールクライアントアプリを使用しなくなってからずいぶん経ちます。なぜメールクライアントアプリを使用しないか。その理由は一つ。ローカルにメールを保存するとハードディスク容量が逼迫するから。(この発想自体が、ハードウェア進化に追いついていないだけかもしれませんが、当時はとてもプレッシャーだったのです。)それで、他にやりようのないメールアカウントを除いて、Gmail 等をはじめとするウェブメールにできるだけ任せきる格好をとってきたのです。


ウェブメールを使い始めた最初の頃は「大切なメールデータが消えちゃったらどうしよう…」という不安が大きくあったように記憶してますが、かなり年数が経過した間に大きなトラブルに見舞われなかった幸運もあり、データ消失不安は払拭されてしまった感もあります。(もちろんデータが消し飛ぶリスクが無くなったわけではないし、漏洩リスクもあることは頭では解ってるんですけどね。)

ここ最近では、ウェブメールとの組み合わせにおいて殆どベストといって良いメールクライアントは iPhone となってボクの中では定着しました。複数アカウント対応ですし、多種アカウント対応ですし、見やすいですし、なにより外出先で見ることが出来ますから。なので、少なくともここ三年ほどの間に限っては、ボク的ベストはそういう環境。

そんな環境ですから、Mac 側でメールをチェックする習慣はほとんど消えかかってました。MacOSX 備え付けのmailアプリも全く起動しておらず、Mac内で用意しているメールチェック環境といえば、本当に申し訳程度に Google Notifire for Mac だけ。これをメニューバーに常時表示しておき、未読状況をチェック。メール本文を読むとなればブラウザーを起動する。そういう状況が続いていました。先日、sparrow をインストールするまでは。

sparrow、いいです。見た目の印象や使い心地は Mac 用ツイッタークライアントの tweetie にかなり近くシンプル。メニューバーに常駐させておくことで新着未読も確認できます(この辺はGoogle Notifire と同様)。もちろん Growl対応もしてますから、新着を見逃すことも無いという感じになってます。

この sparrow の導入によってボクが実現できた最初の嬉しい出来事は、もはや手の届かないほど遠い彼方の何時かに漂流し続けていた数千件の未読メールを一括で既読に処理できたこと。どうしてこんな事態に陥ってしまったか。Gmailでは当該のメールのチェックボックスをオンしてからでないとメールへの操作ができない仕様になっており、なおかつメールタイトル一覧画面の表示上限が 250件 であるGmail 画面からだと、実質処理不能だったんですよね。なにせ数万件分過去にある未開封メールにたどり着くまでに一体全体何回「次の画面」をクリックするんだと考え始めたとたん戦意喪失でしょ。それがこの sparrow にかかれば瞬く間に(というのは操作だけの話。フラグを既読へ変更する処理は雲の上で行われますからじんわりと相応の時間かかります。念のため) make all as readです。

現在ダウンロードが可能な sparrow はまだベータ版で、Gmail 専用クライアントの体裁です。しかしながら近いうちに、Yahoo!Mail や MobileMe それに IMAP 全般をサポートする予定である旨が HP に記載されています。んー待ち遠しいなぁ。

ここ最近は dropbox などはじめとしてクラウド・サービスが百花繚乱ですが、各種クラウドサービスのインターフェースとなるアプリの分野も同様にして目が離せないです。はい。

あと、sparrow はスズメ、swallow はツバメ。関係ないけど。それでもってやっぱり8万円台はお値打ちだよなぁと今更惹かれます。

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