東北地方太平洋沖地震によって荒れた自室の有り様です。
交通機関が麻痺してもしなくても徒歩帰宅なのですが、普段とは違い歩道と車道は混雑を極めていました。
家に到着するも、エレベーターは動いていない。当然の措置だけど、予想していなかったので驚きました。しかたがないので非常階段で9Fまで。運動不足の身には結構堪えます。
やっとの思いで自室へたどり着き、安堵の気持ちでドアを開けたら、コレ。あ、そうかそうか…だいぶ大きな揺れだったし倒れたり落ちたりあるよね、そりゃあるよねぇ。
と、ここではじめて脳裏をよぎるヤな予感。
有り様2。
小さな古いブラウン管テレビが転げ落ちていました。引っ越しのときの段ボールの上に鎮座しているというのが、正規の姿だったのですが帰ってみたらこの有り様でした。帰宅後間もなく目に飛び込んできたこのビジュアルは結構ショックでした。地震の揺れでテレビは前転するんです。
一応テレビは無事でした。いや古すぎてそもそもがあまり無事でないんですけど。各家庭にあるだろう大型の薄型液晶テレビは、今回の揺れで相当数被害にあわれてるんではないかと予想します。
有り様3。
大変優秀なデジタルカメラ GXRが、床にゴロンとなっていました。落ちた拍子でしょう。レンズキャプも飛散です。ソファーの袖なんかにデジタル機器を置くのは避けましょう。
有り様4。
これまた。もともと雑になりがちなキッチンですが、強盗に入られたのようになってました。このビジュアルが与える印象は、なかなかショッキングでした。
本当に揺れたんだなぁ…と。幸いにして、食器類等の落下や損壊、ガラス片飛散などは一切ありませんでした。ガス、水道なども事なきを得ました。
有り様5。
マンガの雪崩です。こちらも、地震が起こる事など考えもせず、平積みに積みまくった結果のこと。まったくなっていない姿勢を反省したいと思いました。が同時に、背の高い本棚やカラーボックスなんかを部屋に設置していなくて本当に良かったとも。もし置いてたら、もし棚の脇に人がいたら、考えるだけでゾッとしない。
有り様6。
浴室も、シャンプー、リンスなど落下してました。浴室は比較的ショックが少ない場所だと感じられました。備え付けの鏡が割れてたりしたら、ちょっと辛かったかもしれませんが、そういう事態は免れました。
有り様7。
これも浴室。怠惰からではありますが、浴槽にお湯をはったままにしていたことに気がつき、ちょっと安心を感じました。
有り様8。
洗面台は、周囲に置いていたボトル類のほとんどがボールの中に滑り込む格好になっていました。床に落ちたりボトルが割れたりいうことは一切無く、助かりました。
有り様9。
トイレの床。見て取りづらいですが、床面が水に浸っています。これにはすこしヘコまされました。この水の原因が何かは特定できませんでしたが、おそらくパイプからの漏れなんじゃないかと憶測しています。大至急雑巾で拭き取りました。
有り様10。
重量あるソファーも、揺れによって移動したようです。壁にピタリとついていた背面部分が、壁から10cm近く離れてしまっていました。そういえば、このソファの袖にのっかっているMacBook Air は、落下を免れていました。本当によかった。
こうやって特におかしな部分だけ切り取っていますが、大方の家具はまったく問題ありませんでした。冷蔵庫も、iMacも、自転車も、電子レンジも総て無事。壊れたものも一つも無く片付けさえ済ませれば総てが元通りになるような範疇です。実際に被害というようなものはまるでありません。
帰路、自宅に関する最大の心配ごとは火災だったのですが、ガスも自動で遮断されてた状態となっていました。
この程度で済んだことを、本当に心から幸運だったと感じています。