理論的には安定的で安全な運用が可能で、それ持つ者へものすごい経済的な優位をもたらしてくれるけど、これまでの実績としては約40だか50年の間に、ボクですら知ってるメジャーどころで3件だか4件だかの頻度で各所を二度と使えない焦土と化す実績を持った技術の話。

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専門家の言う安全性は難しすぎてよくわらかないけど、普通に理解して良いのなら 10〜15年に1回は転ける実績を作ってきた安全な技術。


この技術を安全と称するか危険と称するかは、上に挙げたようなシンプルな統計では答えは得られないらしい。もう一歩踏み込んだところで言うと、統計的な要素だけでの安全性判断には不足があるらい。足りないらしい要素は、惹かれるのか、怖れるのか。

インディー・ジョーンズで言うところの、名声や欲得に目がくらみ蓋を開け(させ)るか、守るべきものを護るために泣くなく禁忌とするか。インディー・ジョーンズを見ている限り、パンドラだってだけで既に 50/50 の均衡状態よりもやや禁忌寄りだっていうのに。それでも惹かれる者は惹かれる。安全性を唄う。

15年に1回転ぶのは、くれぐれも、あくまでも、可能性の話だけど、100 % 確実に生まれる厄介事もある。永遠ではない未来永劫にわたって、あまりの臭さに地下深くに埋めてなくちゃならないウンチ。このウンチ、海にも山にも宇宙にも捨てる事が出来ないらしい。子孫の子孫のその子孫の…末代までずーっと、ひいひいひいひいひいじいちゃんの放ったウンコのお守りだ。彼ら側から眺めればなんて身勝手な過去なんだろうね。それとも存外いい就職先にでもなるのかな。でもまあ、いまはウンコの話はいいや。だって子孫の子孫のその子孫の…末代が頑張るんだから。生きてく知恵さえついていれば、きっと土地が沢山空いている国にでも大枚払って引き取ってもらうんだろうしな、co2排出権よろしく。彼らにはそれくらいの努力はさせればいいんだよね、ボクらの輝ける今の為に。

そうそう今と言えば、今を生きるボクらは「命よりも経済が大切だ」ということをもっと大きな声ではっきりと口にしなくちゃいけないね。そんなデリカシーに欠けることを大きな声で言うのは勇気がいることだけど。だけど結局のところは、経済が落ち込むことで自殺者が増えて…云々なんて頼みもしないような因果応報を言いはじめる有識者なんかもいるんだから、理屈のところだけ割愛して結果を判りやすく表現すると、命より先に経済があるんだよバカヤロー、ってことなんだろ。

だったら朗々と唄うといいよ。
命よりも経済なんだって。今回のことだってこれぱかしも反省しないんだって。未来がどうかなんてどうとだって誤摩化せるだろって。だからもっと増やしてくぞって。炉が壊れたら?壊れねーよって。万にひとつ?我々の技術力を愚弄するのか?ってさ。

ヒューマンエラー―認知科学的アプローチ
ヒューマンエラー―認知科学的アプローチ