ここ1年くらいでしょうか。まったくスッカラカンでふわふわして過ごしていました。いましたらば。突如、事業計画作りを求められる事態が生じてしまい、慌てて世の中に追いつくための知識収集に入っています。

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振り返ればこの1年間程は新設チームの日々の業務推進やワークフロー作り、フローに関する調整事に注力する日々が平べったく淡々と続いてきていました。そんな抑揚少なめの今年の後半に至って久しぶりの自説立案〜提案機会です。もちろんこれにあたって仮説立案と仮説への裏付け材料の用意、というはこび。久しぶりで身のこなしを忘れかけていたところもあり、なかなかの大わらわ。

とりあえず胸中にあるストーリと照らすべき資料をあれこれと品揃えしなくてはいけません。当然、内省の意味も込みで。で、夏休みまっただ中に最寄りの丸善へ。普通の本屋さんで売ってる範囲の資料ですから、特別なことはもちろん一個もありません。誰でも手に取ることができ活用することができる情報。
調査資料の内容がどうあれ、はたまた某総研による先5年の市場トレンド予想がどうあれ、今、ボクが自分の目で見て信じるに足るなあと思うことしかストーリには盛り込めないわけですが。それでも一応準備します。

自分の心中にある計画という石橋を、その強度を推し量るべくまずは自分でコツコツと叩いてみる。これは当然として。先述の推量以上の意味合いで周囲にいる人へも叩いて見せる。で、「ほらね、大丈夫そうでしょ?」とやる。そういうことは、企画内容の妥当さや企画品質の向上とはまた別に、チームで事に挑む或は部外者と一緒に事を評価し合うことを前提としたときには相応に重要なことな気がしています。
内部にせよ外部にせよ、仲良しであれ疎遠であれ計画やアイデアやプロジェクトやに対してまずは興味と信頼を寄せてもらえないと、話が前へ進みません。できるだけ大勢の人の協力が得られるよう、できるだけ協力者の不安を払拭するよう、あれこれ情報のアレンジにいそしみたい、という感じ。

話は脇道ですが、遥か10年前を振り返りますと、この手の資料は他人の金で買うのが当然という世界観でのうのうとやっておりました。けど、今となっては自分に必要な情報として自分で調達するスタイルになっちゃっています。
この手のものを他人の金で買ってしまうと、そもそも最終的には返却しなくてはなりません。そうすると思い切って資料へマーカーつけるだとかはまず無理ですし、仮に必要ページだけを複写とかしてやりすごしてると、今いまは重要ではないと思ってスルーしている情報が後に改めて重要度を増してくるという事象がまま発生する。そういうことを考えると結局…、というのが自前で調達する主たる理由になります。簡単に言うと字引きの様に好き勝手使いたいってだけのことです。もっというと自説の推進を(適切ではない理由、つまらない、横道的な内容で)阻害される可能性を僅かでも減らせるのならば、この程度の出費は安いもの、とか考えちゃってるから。ただ単に面倒くさがり屋化してるってだけな気がしなくもありませんケドモ。

取り急ぎの調達なので格好よくは無いですが、書籍のタイトルを下にリストしておきます。


情報メディア白書2011


インターネット白書2011


ネット広告白書 2010


これから情報・通信市場で何が起こるのか ―IT市場ナビゲーター2011年版


ITロードマップ2011年版