東京は丸の内界隈のわりと良い場所に張られていたOOH。

もう一ヶ月近く前に、通りがかりに見かけたもの。

概要は、1ダースほどのモデル写真と、それぞれの写真に添えられた物理的「いいね!」ボタンと、それからおそらくは「いいね!」された回数を表示するための電光掲示板が配置されたもので、見た目から推測するにおそらくその主旨は通行人による投票が可能な広告。みたい。

それはそれで左様ですかって感じですが、ボクにとっての関心事は、この広告と実際のFacebook サービスの「いいね!」の機能が連動がどういう風にされているかということ。この日はアイスコーヒーが飲みたくて仕方なかったので、そこまで詳しくは見なかったんだけど、なんとなく連動してない気配。
Facebook アカウントへのユーザーログインの方法とかが示されてないっぽい様子でしたからFacebook いいね!の取り回しはやってないんではなかろうかと推察するところ。

もしかしたら、なにかしらICリーダー的な特別な仕掛けが組み込まれていたりするのかもしれません。あるいはスマートフォンをかざすとどうのこうのなんて事も(わかんないけど)あるのかも。また同時に、それら通行人情報を受け取る・処理する赤外線のリーダーやwi-fi通信が内蔵されていたりすると、「いいね!」投票が成立する可能性はあると思うので、そういった手の込んだ広告のばあいにはその限りではない、と。

オンラインサービスであるFacebook の本来のいいね!と連動しているかしていないかは、一旦わきに置いておくとして、だ。
現場にいて気になったのは謎の「いいね!」ボックスが準備中(故障かな?)になっている部分が数カ所あったこと。それから、ボクが眺めてる範囲では通行人はだれも投票してなかったこと。次に気になったのは上の段の写真への投票が不利だねって(どうでもいい)こと。そして最後に、最も重要に思えたのが、世の中のみなさんはFacebook だの、いいね!だのに関して、そもそも認知はあるのか?ってこと。どれもこれも、誰にとってもどうでもいいんだろうけどね。それぞれの電光掲示板の桁数が万の単位で、光ればそれでよし。だ。いいね!か。いいか?か。悪いね!か。は解らないけど。ま、そんな感じでした。あとはただアイスコーヒーをしこたま飲むのみ。

ときに今浮かんだ疑問なんだけど「いいね!」の意匠だとか商標ってどうなってんだろうね?リアルのスペースでも、ネット上よろしく、自由に使って良いのかな。


デジタルサイネージ革命