なんでもクリッピングできて便利なクラウドサービス Evernote のMac 版クライアントアプリがクラッシュした件の続報。

クラッシュ時の症状は前のポストMacApp Evernote からエラーメッセージ。にて。

さきのポストの後なんども、Evernote アプリ削除と再インストールを繰り返してみるも、一向に改善の兆しが見えず。何回インストールしても立ち上がるのはこのエラーメッセージ。

Evernote の web サーバー側には全く問題が無いこと、それから母艦のiMac では同じ Evernote クライアントアプリが健全に動作していることから類推すると、トラブルの原因はボクのMacbook Air 内にある。はず。
またアプリケーション本体を何度も削除しているにもかかわらず、同じ症状が出現することから推測すると、アプリ本体以外のなにかしら関連するファイルがトラブルの根源だろう。だけど、Evernote クライアントアプリの、Mac Lion 上でのデータの保持方法や、ファイル構造的なことについてボクは無知だし、Finder 検索をかけてみてもそれらしいファイルは発見できず。さらには オンラインを検索しても詳しいことは良く判らなかった。そんなこんなで情報を探すのも面倒になってきて、最悪の場合には Lion をリストアするかな…なんてことを考え始めた矢先。

Evernoteのサポートサイト内で「AppCleaner」という Mac アプリのアンインストール・ツールがあるということを知った。これが今回のトラブル解消の光明だった。


http://freemacsoft.net/
まず Mac用アプリ AppCleaner をダウンロード。

AppCleaner を起動すると右手側の小窓が表示。

AppCleaner へEvernoteクライアントアプリのアイコンをドラッグ&ドロップ。すると、Evernote の関連ファイルが多数表示される。Evernoteクライアントアプリ本体以外のいずれかのファイルが悪さをしているはず。その当該ファイルがどれかは解らないけれどとにかく完全クリーンアップを目指して削除を実行。

それから願掛けを込めて「ゴミ箱」を完全に削除。Macbook Air を再起動。
再起動後にMacAppStore から、Evernote を探してダウンロード&インストール。
この後直ぐさま、もう十編は観た「ファイルのフォーマットが正しくないため…」のエラーメッセージに恐々としつつ、Launchpad からEvernoteを起動。

今回はエラーメッセージの表示は無く、Evernoteクライアントが起動。どうやら成功です。
あとは、通常の手順で、Evernote のクラウド上のデータとクライアントをシンクさせるのみ。

AppCleanerで関連ファイル諸々をクリーンアッップした後の初起動なので、この同期は少しばかり時間がかかります。かかる時間の程度はクラウド上のデータ量次第ですが、ボクは40分くらいで完了。

ともかくこれでなんとか従来通りEvernoteクライアントアプリ有りの快適を諦めずに済んだので、助かりました。
その反面、結構、クラウドサービスへの依存が高まってしまっているので、適宜バックアップを作るなどの次善策を講じておく必要性も強く感じた次第。

Mac 環境で Evernote やその他のアプリを再インストールするときにはAppCleaner が素晴らしい活躍をするので、同種のトラブルで困ってるひとは一考の価値有り。ただしアプリ本体と関連ファイルが完全に一掃されるので、不慮のデータ消失リスクは伴うということを承知しておく必要があります。

とりあえず、助かったー。


EVERNOTE HACK