http://cweb.canon.jp/cinema-eos/special/index.html
11/4、キヤノンが「シネマEOSシステム」を正式に発表です。
その概要をまずは公式リリース文から。

キヤノンは、映像制作用のレンズやカメラで構成する”CINEMA EOS SYSTEM”を新たに立ち上げ、同システムに対応する製品を2012年1月下旬より順次発売し、ハリウッドをはじめとする映像制作市場に本格的に参入します。

http://web.canon.jp/pressrelease/2011/p2011nov04j.html
今回のリリースは、内容がてんこ盛りなのですが、なにはともあれ、C300を中核とするシネマEOSシステムのサンプルムービを下に。

Mobius – Vincent Laforet

Mobius – 1080p HQ from Vincent Laforet on Vimeo.

XXIT – Sam Nicholson

なにぶんインターネット越しに見るサンプル作品でもありますし、プロ向けシステムとしてあるいは大スクリーン投影用としての品質はボクには測りかねますが、なんとなく様にはなっているんですかね。なっているんでしょう。
また、これから後続でサンプル作品が出てくるだろうと思うので、そちらにも期待ですね。

で、リリースの方へ話を戻しますと本シネマEOSシステム発表には大きく3つのテーマが含まれています。
ひとつは、機体EOS C300/C300PLについて。次に対応シネマレンズについて。で最後に EOS5DMarkII 以降の現行「EOSムービー」の今後の方針について。業務として映像制作に従事していないボクらとしては、C300 やシネマレンズよりも現行スチール機等の映像対応の方がより現実感を持って考えうる身近なテーマです。この部分に関してのキヤノンからの発表はこう。

現在開発中の製品は、従来のEOSの動画撮影性能をより一層進化させ、映画などの映像制作に適応させた新しいコンセプトのデジタル一眼レフカメラです。 35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載し、4K動画記録(24P Motion-JPEG)*を可能にすることにより、次世代の「EOSムービー」ならではの超高画質と豊かな映像表現の実現を目指します。 なお、製品名称、詳細な仕様、発売時期などは未定です。

http://web.canon.jp/pressrelease/2011/p2011nov04j02.html

全くの新しいラインナップを用意する構えなのか、現行モデル等のモデルチェンジの件なのかは判然としませんけども。まあR&D だのセールスだのと彼らの戦略的な部分を勘案するにつけ、何れのモデルにおいても「EOSムービー」推しで発展的な展開を図るはずであろうと空想。実際のところはどうなんでしょう。
新システムに胸は膨らみますがその一方、撮影環境にせよ編集環境にせよ、映像製作環境を個人的に組み上げるのはコスト的にシンドいだろうなということだけは先に判ってしまってるわけですけども…


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