ちょっと前、近所であった年に一度のべったら(漬け)市からこっち、漬け物への興味関心が急上昇。
ガリ好き、ピクルス好きを自認しながら、普通に売っている漬け物や酢漬けには全く目もくれず過ごしてきました。ひとたび注意深く眺め回すといろいろな商品があったもんだと、現在開眼中。
で、です。最寄りの小さなスーパーの棚で見つけて買ってみた岩下の新生姜にややハマりしまして。いったら生姜の酢漬けです。これが、野菜コーナーにある茶色のゴロリとした形をした生姜ではなくスティック状の形をした新生姜を酢漬けしたもの。その味はお寿司屋さんのガリにかなりちかいんだけど、あそこまでは甘くない。むしろ辛味があって少々オトナ仕様です。味覚が育っていないおコサマには無理なんだぜ。ガリ好きとしてはもっとはやくに新生姜の酢漬けと出会いたかったんですけど、なにぶんお漬物売り場の棚じゃ全然目立たずステルスモードな存在なんだよなぁ。
で、スーパーで出会った岩下の新生姜きっかけで漬物全般に興味が湧いてきて、いよいよ7種7点セットを手配。セット内容は、新生姜と新芽生姜、らっきょう。それをお酢や味噌やで漬けたもの。あそれに梅もあった。とりあえず手始めとして新芽生姜の酢漬けと南高梅から着手してますが、ものが漬け物だからそうそう減らない。なのに7点もある。たぶん3ヶ月くらいは食卓に上がり続けるんではないか、とか。いい意味で。
生姜って時点で既になにやら身体に良さそうな感じですが、リコピンとかカプサイシンとかオルニチンとかウコンの並びでいうならば、生姜に含まれてる成分でメジャーなのはジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオール。特にジンゲロールの作用については、wikipedia にこんな風に記載があります。
ジンゲロールは、妊娠や疾患による吐き気[4]や頭痛[5]を緩和する働きがある。ラットを使った実験では、低体温状態を改善する効果が見られた[6]。また、動物実験では関節リウマチへの効果も考えられている[7]。他に腸[8][9]、乳房組織[10]、卵巣[11]、膵臓[12]の悪性腫瘍への効果も期待されている。
wikipedia
後半は「考えられている」や「期待されている」調なので、なにやらトーンダウン気味だけども。まあいいじゃないですか。温泉の効能も似たようなもんだからね。これから冬だってことだし、ジンゲロール摂取してポカポカ暖まってやろうじゃない。
成分とか健康とかも大切なんですが、さらにこの盛り上がりの延長上にあるのは、調理加工と、もうひとつには栽培。調理加工は生姜を使ったレシピはもちろんとして自前の酢漬けを作るとこからいけそうです。ほぼ日のしょうがシロップは買い損ねたからいっそのこと自前でしょうがシロップ作りにトライしてみるのも面白そうです。それから栽培の方はどうやら「タネしょうが」なるものが春頃に出回るらしいのでまずはこれをゲットする。するとベランダでプランター栽培ができるらしい。が、日当りなんかを考慮すると、ちゃんと山とかに植えるのがいいんだろうな、とか夢想。
スローフード、きちゃいましたかね。