情報設計者のお役立ちアプリ、OmniGraffle for Macの体験版です。
このアプリの評判はずいぶん前からチラチラ耳には入っていたような気がしますが、今回体験版をダウンロードするまで、使ってみたことはなし。

OmniGraffle が何か知らない人へ簡単に説明するならば、Microsoft Visio と同種のアプリです。または、Adobeイラストレーターのようなアプリですと言う方がいい場合もあるかもしれません。
なににせよ、作図、殊に情報が整理され美しく体系化され上手に誤解無く自分以外の誰かに伝わることを目指す作図に適したアプリです。

体験版を使ってみるまでは半信半疑でしたが、このアプリはなかなか優れものです。これは前に聞いていた(ようなきがする)評判を裏切らないものだといえそうです。作図において当たり前の要求が当たり前にこなせます。この当たり前は、当たり前のようでいてなかなか実現されないことのほうが当たり前だったりする当たり前ですから、OmniGraffle ならではの優れた当たり前です。

例えばのはなし、PPTなり、Keynote なりで、「半円」を描くやりかたを知っていますか?と。図形へマスクをかけるやり方を知っていますか?と。恥ずかしながらボクは知らない。だけど OmniGraffle なら、直感的に半円が描けるし、もっと複雑な図形だって作ることができるし、一度描いた半円や図形をステンシルと呼ばれるファイルに保存しておくことで、この先いつでも何度でも同じ図形を転用することだって可能です。使えば使うほど、試行錯誤すればするだけ、ステンシルが蓄積してって、テンプレートが蓄積してって、結果として文書の表現力が上がってく、あるいは文書を作る速度が上がってく。そういうポジティブな予感が得られ味方に付けたいアプリに感じられます。
サイトの導線設計を描くもよし、システム構成を描くもよし、マインドマップを描くもよし、ワイヤーフレームを描くもよし。体制図を描くのにも重宝しそうです。

そんなわけで、14日間限定の体験版が終了する年明けのころには出費の苦痛に喘ぎながら購入を決定しちゃうんだろうなあと考えています。この OmniGraffle for Mac はMacApp Store で買うことができるほかに、Amazon.co.jp でも購入できます。


オムニグラフ 5 プロ

MacApp Store のリンクはこっち。