この年明けから運用開始した写真ファイルの管理アプリ Aperture 3 です。採用してからまだ間もなく詳しい部分について見識が足らないせいもあるかもしれませんが、導入後直ぐの関門、ライブラリの持ち方について戸惑ってます。
端的には、できるだけ沢山の写真ファイルを1つのライブラリに持ちたい想いと、できるだけサイズの小さいライブラリで軽快な処理速度を維持したい気持ちとの間で、右往左往。
アチラをたてればコチラがたたずを、なんとかうまくバランスしながらやってく。判っていたこととはいえ、アプリを入れて一挙に全部がバラ色ってわけにいかないのがなんとも歯がゆい次第。
Aperture へ期待することとしては、RAW ファイルの現像なんてのもあるんですが色々とややこしくなるので、これは脇に置いておきましょうと考えてます。じゃ、その他に何が?というと。大量の写真ファイルの管理。もっと具体的に言うと
- フラグ、レート、カラーラベルでの管理。
- 年月日管理。
- プロジェクト管理。
- フォルダ管理。
- 人(顔認識)管理。
管理・かんり・カンリ、です。おまけで Flickr へのシームレスなアップロードなんてのも挙げられますがこんなものは余談。
で、悩みの中核にあるのは、管理範囲の定めとも言い換えられるライブラリファイル。それとライブラリ肥大化の問題。
二、三日試行錯誤しているなかで感じているのは、そもそも Aperture ライブラリは今のところ甚だ寛容で、ファイル数の上限制限やファイルあたりの容量制限なんかの定めには(今のところ)遭遇していない。その辺が青天井なのか、マシンスペックと相談して勝手にやっとくれってことなのかは判りませんが。とにかく、数千ファイルということじゃシステムからのアラートなんてものは全然なさそう。制限が無いならこれほどいいこともないんですが反面、利用のガイドラインも無いということでして。ユーザの体感速度と目分量にもとづく裁量によるところが大きいとなります。ともかく上限設定(のアラート)にまだ遭遇していないとはいえ、Aperture 起動時ライブラリ読み込み時の待ち時間は、ライブラリのサイズにある程度比例して長くなる傾向と想定して身の振り方を決定しなくては。
利用目的や利用シーン、スタイルを起点にして、ライブラリの有り様を空想してみると、次の三股くらいにケースが別れるんじゃないかな、と思えました。
- 日々の写真管理と処理をさくさくとこなすことを優先するスタイルなら、ライブラリを1,000ファイル単位を目処に小分け(たとえば半年毎とか)にするほうが、ストレスが小さい。
- そもそも写真ファイルの全体数が多くない場合には、(速度的に辛くなるまで)ライブラリ一本化の選択が可能。
- 過去撮りためた数多く写真ファイルのより俯瞰的・横断的な管理が望まれるスタイルなら、ライブラリ一本化の選択が必須。
ライブラリが複数ある状態に対しても Aperture は寛容みたいですから、これをアドバンテージとして活かすなら、上記の「一本化」「小分け」双方のライブラリを同時に持ってしまうというのも、無い選択肢ではない、のかもしれません。ただしこの場合には(言ってもライブラリは小さな容量ではないので)ディスク容量の確保は必要になりそうなことと、写真毎のプリセット管理がどうなっちゃうのかということとに注意を払う必要がありそう。またこのスタイルならば、写真マスタファイルはライブラリ内には取り込まず、別で管理するのが現実的だろうと予想しますし、さらにライブラリのサイズを抑える tips としては、プレビュー品質を下げるやりかたが選べそうです。
とかなんとか諸々あって、結局ボクは、全体の一元管理を最優先事項として「ライブラリ一本化」の路線でいってみたいと思っとります。RAW現像処理は、カメラメーカーから供給の現像ソフトでやってっても構わないわけだしね。
あとアプリが、ライブラリがどうであるにせよ。デジタル一眼の写真データなんてような重いファイルを沢山処理するわけで、その負荷たるや底無しなわけで。快適な環境の実現のため物理メモリは増設しておくべきよ、きっと。
BUFFALO Mac用増設メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 4GB×2枚組 A3N1333-4GX2/E
MacApp Store:
Aperture – Apple