Mubz Snap, Aterm WM3600R

昨日購入して利用開始しているAterm WM3600R について。
このWM3600R では製品特性の一部として、最大10時間の長時間バッテリーと、170 時間の待機時間、そして連続待ち受け25時間が唱われていて、今回この点にもすごく期待をよせているので、早々に体験したい。ということで、あくまで普段通りの通信利用を念頭にもちながら、丸一日 WM3600R の電源を入れっぱなしにして運用してみました。ので、レポート。

まずは準備として、前日中に WM3600R をフル充電。これをお出かけ前にクレードルから引き抜いて一日をスタート。
WM3600R 電源投入は午前10時頃。日中は普通の通り仕事にプライベートに、iPhone に Macbook Air に、メールにインターネットにという感じで普通に利用してみました。

まずはバッテリー保ちがどれほどかということからになります。結局最終的にバッテリーが切れたのが午後の 20時20分 という結果でした。上にも書きましたが、開始が朝10時からですから、ざっくり10時間ほど稼働できたという結果でした。バッテリーの消費は、通信の使い方によって大分変わるとおもいますから、メーカー公称通りでしたなんていうのは言いづらいところですが、まあボクの使い方なら丸一日保ちますということで。

で、次に。バッテリーや待機時間以外のウリにもある、起動から通信可能になるまでの速度はどうだったかというとですね。なにぶん先代の WM3500R 体感に基づく比較になってしまうのですけども、WM3500R と WM3600R との比較ならば確実に良くなった。倍くらい早くなった印象です。だいぶ地味な話になっちゃうんですけど、WM3500R のときには、電源を投入してから本体のアンテナを示すLEDがチカチカと明滅して、いかにも電波拾い中ですよーって時間がずいぶんと長かった(1分くらい?)のだけど WM3600R ではスッと素早い。これは機器の起動時間が速いのか、WiMAX電波を拾うまでの時間が短時間化されたのか、どちらの効果なのかは良く判らないんですけど。または両方の効果かもしれませんしね。
ただまあ、今回は丸一日電源入れっぱなしのスタイルがどうか?ってことが確認したかった肝心のポイントだったので、機器の起動そのものは1日に1回だけのアクション。そもそも頻度が無いから、起動時間の多少の早い/遅いはあまり関係ないことであったりします。

それから、待機モードと復帰はどんなだったか?これが非常に好感触でした。iPhone を Macbook Air を起動すれば WM3600R は待機モードから復帰して直ちに WiMAX 通信が可能になります。これは非常に快適な体験でした。特にデバイスが iPhone の場合には、半ば諦め気分でもっさりした3G回線に甘んじていたようなところもありましたが、WM3600R をポケットに忍ばせて1日を過ごせば、iPhone からの通信はたいがい WiMAX に割り振られるようになります。言うまでもないことですが、iPhone 越しでのインターネットが、ブラウジングが、軽い、速い。これでもう重いページや、写真が山盛りのウェブサイトを億劫がることはありません。iPhone アプリのアップデートも気づき次第直ぐに対応可能です。(やってないけど)スカイプだってアリなのかもしれません。

そんなわけで、基本的に今日のところは WM3600R のおかげでいいことづくだったわけですが、強いて難点を見つけようとするとですね、なにぶん丸一日電源を入れっぱなしにしているわけですから、WM3600R 本体の発熱はほんのちょっとだけあります。焼き芋レベルでホカホカになるなんてことはありませんけど、ポケットの中が常にモワンと生ら暖かい状態が続くことになります。ですので、たまには WM3600R 本体をポケットから出して空冷してやると良いんじゃないかなど思います。まじない的に。

てなわけで。すべての機能を試した訳じゃまだまだないんだけど、とりあえず本日一日電源入れっぱなしで一日を過ごす運用は無事に成功裡に終わりました。結論、WM3600R は電源をオフする必要はなく、丸一日つけっぱなしで運用するスタイルが充分可能ということでよろしいんじゃないかという感触を得ています。これでこそ買い増した甲斐があったというもの。


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