通信速度は向上したのか。おまけで、屋内通信の状況が向上したかの2つについて。

まず基本的な状況について。通信速度の計測は iPhone アプリ「Speedtest X」で計測。ほぼ同じ場所に設置した WM3500R と WM3600R とのそれぞれで、交互に一回づつのセットを計4回繰り返すと。WiMAX受信感度については、どちらの機器もアンテナ感度表示は2本点灯した状態。そういうコンディションの下で実施したテストの結果が、こう。

WM3600R WM3500R
DL UP DL UP
1回目 2100.91 743.00 757.19 720.62
2回目 1252.74 446.39 1619.94 309.92
3回目 1304.51 803.89 1574.19 264.32
4回目 1780.87 1292.73 1375.76 300.84

DLに限って結果を読むと、1回目と4回目で WM3600R が有利、2回目と3回目で WM3500R 有利という結果となりました。事実上、一方の機器だと通信が速いとかどうとかいうことは無さそうですね。UPについては計測した1〜4回目総てにおいて WM3600R が優勢という結果でした。アップロードに関しては WM3600R が優れているが、ダウンロードについては WM3500R も WM3600R も違いがないということで、一旦結論。

で、上の速度の件とは関係のない余談になってしまうんだけど、屋内でつながりにくいでおなじみのWiMAXですが、今回の WM3600R ではほんのちょっとだけ状況が改善したかもしれないという感覚を得ています。具体的には、過去WM3500R 利用時にはどうにも繋がらず渋々公衆無線LANを利用していた喫茶店で、WiMAXがつながるようになったケースがちらりほらり。WM3600R 製品特性でで唱われている「WiMAXハイパワー」の賜物なんだろうかとかおもってます。

そんなこんなで。ダウンロード側での通信速度に明確な品質向上は無さそうだけど、繋がりやすさとアップロードはちょっと良くなったような気がしますというまとめでした。


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