カリオストロの城が嫌いな理由。ボクがではないんだけど、そういうことを言う人のインタビューがとれたので少々。
ルパン三世シリーズを峰不二子の視点で見ていて、そうすると劇中ルパンをクラリス（小娘）にとられたみたいでイヤな気持ちなんだとか。なるほどね、そんな視点で見てたか。というかそんな視点があったのかと改めて気づかされました。
でもね。
でも、そりゃあ根本的に間違いで、そもそものところでルパンと不二子の関係はすれ違ってられる大人の信頼関係が良いのだと、あたかも野宮真貴と小西康陽的関係なのだと、それにルパンと銭形警部だって同様すれ違いであると、なので不二子に没入するならするでそういった大人感を愉しむことを勧めてみたんだけど、まるで耳をかたむけてもらえませんでした。
もともとのそもそも。世界を股にかけヨーロピアンテイストを身に纏う小粋で洒落た世紀の大泥棒の三代目を描いたコミックスなわけであるからして、不二子もまたその彩りの一要素であるからして、世界観も没入先も男性視点の方が愉しめるしお得だと思うんだけどな。
そうもいなかいのかね。
