今年の1月から使いはじめた OmniFocus。気がつけば使い始めてから約3ヶ月が経過しました。
使ってしばらくすると、使い方に自由度が出てきて、それはそれで深みがあるソフトウェアだなあなんて思います。今では Mac版の他に iPhone版も併用するに至っており「なくてはならない」の称号を思うままにする位置づけに鎮座してます。
OmniFocus は細かな点まで本当によく考えられていて、3ヶ月経ったら経ったで、使い込めば使い込んだで、奥行きがあって味わい深いです。
ボクの場合は、一旦登録しておいたアクションの期限日程を繰り延べする術を多用するようになりました。それと同時に、本日のタスクがすべてクリアされたタイミングで、期限はまだ先にあるタスクをみつくろって消化しちゃうようにもなりました。
時間を軸にして物事を優先順に従って消化してゆく。というのが基本であるものの、よく考えてみたら、あるいはその場にたってみたら「いやいや完全に今じゃなくて良いじゃない」というようなことは多々あるものです。まあそれをそれでもFIXであるとして進めることも必要なのかもしれませんが、全部が全部そうでなくてよい。忙しいときには、率先して後回しを量産してやればいいわけです。物事が重要であることと、物事が緊急であることとは全く違うことですからね。そんなわけで、自ら設定した期限を自ら放棄するというこの奔放さがですね、誰にも迷惑かけるでもなく、自由を満喫できます。
登録したタスクは指定の期日までに絶対にやらなくちゃいけない、という気負ったスタンスよりも全体として効率が上がれば良いという風にして捉えると、罪の意識も薄らいでなお良いですかね。
もうひとつ初期に登録していたタスクの何割かは案外と無駄だったりすることも多いです。あるでしょ、そういうことって。なので、なんかテンション上がっちゃって勢い込んで書き付けたタスクが総て有効或はクリティカルってわけじゃあないということをアダルトな思考で承知さえしておれば、臨機応変、サラリとタスク削除処理をしてしまって宜しいです。ただし、タスクを消してしまう理由としては、やることが多くなりすぎて混乱するのを回避するためであるだの、あのときには必要だと思い込んでたけど案外そうでもないだのと、なにかしら自分なりの線引きというか閾値みたいなものは持っておいた方がよいです。
でないと、削除する行為に歯止めがきかなくなる。登録しては消す、登録しては消すの反復運動ではなんか切ないですしね。
iCal ともシンクしますし、微に入り細を穿つ、とにかく良いツールです。これで未だなお成長中ですから、末恐ろしいことです。