先週の月曜日朝一番のプレゼン直前の、まだ 40 歳には届かないアートディレクターとの会話。
なんか…昨日も Mubz さんに会ってた気がするんですよね。なんでだろう。んー…、あれです、昨日テレビに草刈正雄が出てたせいです。
だって。久しぶりに言われたった。学生時代くらいからずっと言われたってるもう10年以上のロングセラーなネタ。
で、ボクは本人だからよくわかってることなんだけど、結論としてはまるっきり似てはないんだよね。顔も声も背格好もキャラクターも。でも強いて似たところを抽出するならば、顔濃度がなかなか近い水準にあって、なおかつ顔ベクトルも平均的な日本人よりはややアチラ向きというだけで、本質的なところは別に似てない。まじめに照合したとしてきっと目も鼻も口もそれらの配置具合も輪郭も別にどこも似ては居ないはず。なので、皆が言ってくるのは俗に雰囲気というやつ。
でも、であればこそ。
であればこそ正雄のことをを言ってくる人のうち何割かの人のことをボクは信頼したいと思っている。それは人と人が似てるってことに関して必要になる最低限の作業的な能力、記憶力と印象を脳内で再構築する力、また再構築したイメージ同士の分類をして、似たもの同士を強く連絡しておく整理力、またイメージ同士を比較して共通項を発見する力を備えているということの働きの確かめになるから。特に印象の再構築以後のプロセスについては仕事の場でもかなり求められる力で、この再構築力、整理分類力、発見力を何気ない日常生活の中で発動してる人は意見交換がしやすい傾向があり、会話が捗る傾向がある。前々から問題視している天然とは逆の向きの働き。これは信頼に値する。
願わくば、結論としては全然似てないよねってところまで切り込んできてくれたら、もう、その人等の 10 割を信じようと思ってる。10 年前からその準備は出来てる。さあこい。