昨日丸一日、デジタルを絶ってみました。

それはそれで極端な行動ではあったんですが、その日は仕事へ出かけずに済ませるよう調整ができたので、自宅で全力でデジタルぽいものに触れることを避けました。余所の Windows 機にも触れることなく。

具体的には、自宅のMacbookAir を触ることもなく。iMac もログオフ&スクリーンセーバー状態。便利なべんりな iPad をなぞることもなく。当然このブログも更新することなく。加えて Nintendo3DSも開かず。ヴォルギンとの対戦は一日おあずけ。そして遊びだけじゃ無く仕事のことも一切考えず。(こういうときに限って私用メアド宛てに相談を寄せてもらったりもするわけですが、いったん無視で)

そんなわけなので言うまでも無くその日一日、それはもうたいそうな暇ぷり、です。当たり前です。年がら年中仕事のことばかり考え、世事を知るべくRSS摂取に明け暮れ、なにかといえば自己表現のためキーボードを叩いてるのですから、それらを奪い去られたなら、それはもう暇で死ねる勢いです。
でも折角思い立った以上は、志をまっとうしたい。といってデジタル抜きで暇にあらがう仕様も容易には見つけられず。貧困な発想でダサいんですが積んでいた漫画を日がな一日読み続けました。読んでよんで、寝て、起きて、また読む。もう時間のつぶし方すら忘れたみたいですよ。カッコわる。

そんなデジタル断食の一日を過ごした感想になるんですけど、存外、良いもんですよ。
こう丸一日、便利なデジタルデバイスを絶つ、仕事の事考えるのを禁止することで結構いい手応えが得られました。いい手応えなんていうというのはなにやら漠然としてて怪しいですが、精神状態に対してある種の良い効果が期待できるような実感を得たと言うことです。それが何だと言われたら、よくわからないんですけど。精神的なデトックス?

こうなんというか小忙しくないというのは果たして何年ぶりなんだろう?そういう感嘆を得ることができます。デジタルのおかげ(せい)で便利になって、其の分以前じゃ考えられないくらい忙しくさせられているんですよ、きっと、ボク等は。だからたまには体と心を暇にすると、原始的状態に戻れるんではないかとか想います。

それでも(デジタル)テレビと iPhone ばかりは、最低限のインフラとして、絶つことができませんでしたけどね。次はこの辺もすっぱりと絶ってみたいです。さぞやお花畑になれるんだろうな。

ご時世がこんなだと、此の手の本も出ますわな。読んでないけど。


「IT断食」のすすめ (日経プレミアシリーズ)