ほとんど写真をトリミングするってことがないし、同じくして印刷することもほぼないので、全くと言ってよいほど関心を寄せていなかった事柄、解像について。

_SDI0027

撮影場所から直線距離にして 4km 程先にある東京スカイツリーをフレームに入れて撮影してみました。DP2 Merrill は 45mm 相当の設計ですから、当然、だいぶ先の方にある感じです。
さて、凄いと評判の DP2 Merrill の解像について。上の写真内の東京スカイツリーが等倍だとどういう風に記録されているかというと、下の通り。等倍とかあんまどうでもいい派のボクですが、これにはちょっと驚いた。

Trim700

flickr へアップすると何故か残念な写真に変容するので、デスクトップのSPP表示からそのままキャプチャしたもの解決済みにつき)

はぁここまで写ってましたか。視力がオチ気味のボクは肉眼ですらここまでは見えちゃいないんですが・・と、むしろ肉眼に自信を無くす始末。
でです。この解像感にひとしきり驚くという事態に関してなんとなく既視感があるなあと思って振り返ってみたら、似た体験がありました。それはまさしく DP2 を初めて手にした時のこと。このときにはこのときなりの解像感への驚きがありました。そのときの素材はこれ。

SDIM0315

オリジナルサイズのリンクはこっち。
All sizes | SDIM0315 | Flickr – Photo Sharing! http://bit.ly/NuEqze

先の例とは違ってこの場合 km 単位は言い過ぎなんだとおもうけど、少なくとも数百メートル先の上空をアクロバット飛行する機体がこの程度鮮明に記録できるというのは、ズーム搭載でも無く、望遠でもないあくまで標準〜広角寄りの当時のコンパクトデジタルの経験からしたら、相当画期的に感じられたものです。

上に挙げた DP2 の例も、DP2 Merrill の例もどちらも手持ち撮影によるものなので、これ環境さえ整えばかなりの好結果を期待して良いはず。ことさら DP2 Merrill に関しては、結構真面目に目視を越えたキャプチャシステムという域に来ているのかなという印象。撮影時には気がつかなかったとんでもないモンが現像段階で見えてきて鳥肌、みたいな事態は御免蒙りたいところです。はい。


シグマ クローズアップレンズ AML-2