画面が4インチへ大きくなるとか、ドックコネクタが小さくなるとか、SIMが小さくなるとか、発売はどうやら 9 月の中下旬ごろじゃないかと伝えられているところの、新しい iPhone の件。
今時点個人的に、買うべきかどうか躊躇を感じ始めてます。
従来の定期的な乗り換え周期は1機種飛ばしの 1回/2y でやってきています。今の手持ちが iPhone4 ですから、iPhone4s後継機の今回は乗り換えタイミングにあたるところなんですけど、どうもあまり気乗りしません。まあ現状ではまだ Apple 公式の発表も何も無い状況ですし、リークもそんなに出回ってないし、巷にもまだ熱量は無いわけだし、しからば物欲温度はまだまだ低くても当然な今現在なんですが、でも出来ることならちょっと距離をとりたいなあと考えてます。どうしてまたそんなふうに考えているかですが、それはですね、今の iPhone4 ですら恐ろしく便利で虜だから。持ち上げる風な意味では全然なく、便利すぎて本気で弱ってる。どう弱るかというと。
具体的にどう弱るかというと、外出時には不可欠であるのはもちろん、スーツなら胸ポケットに、お出かけのときは鞄の中に、リビングではソファに腰掛けTVを見ずRSSチェック、トイレに入るにもニュースチェック、寝室では iPhone を握りながらの寝落ちも度々です。いつでも、どこでも、なにしてるときでも iPhone といったことになってしまってて。あらゆる隙間の時間という時間を全て iPhone にさらわれていて、そして意味のあるものも意味のないものも全部込みで情報の渦にどっぷり肩まで浸ってしまってて、もはや、情報の渦の中に居ない事の方が不安を感じるくらいになってしまってます。ちょっとした依存症と呼べるコンディションなんじゃないかと思われます。子供時代のファミコンと一緒で、誰かに注意されるまでは全然やめられない。こういう人は、潜在的にかなり多いんじゃ無いかと。
で、上で隙間の時間と呼んだものは本来ならばもっとずっと別の事柄、たとえばそれは単にのんびりとすることや、ぼーっとマンガを読んで過ごすことや、意味無く未来について夢想をしたり、遊びのことを考えたり、最新号の雑誌を見て今度公開になる映画へのモチベーションを高めたり、ヨーガをしたりする、などの事柄へ充てがわれるはずだったんじゃないのか。そしてその方が情報の渦に浸かって何かをした気になっているよりも、ボクの暮しを楽しくしたんじゃないのかという想いが強まってきてしまってます。なんだかいつでも、どこでも、なにしてるときでも、訳も踏まえず一生懸命走らされてるか、もしくは延々と暇つぶしさせられているか、そんな状態な様に感じられてきて怖い。これは使ってるのか? 使われてるのか? 飼われてるのか?
今よりも少しITの恩恵から身を遠ざけたい身を守りたいという防衛本能なんだろうとか思われます。
そうはいっても時の盛り上がりに流されて、あっさり買っちゃったりするんですけどね。
今は今の気分として記しておく、ということで。
どうする?! 新しいiPhone。
Apple MacBook Pro withRetinaDisplay15.4/2.3GHzQuadCorei7/8GB/256GB MC975J/A