Mubz snap

ケン・シーガル著「シンク・シンプル」を読みました。

Apple が、スティーブ・ジョブズが、いかにしてシンプルを貫いたかという事について。広告代理店のクリエイティブディレクターである著者の視点から紹介。というスタイルの著書。Appleといえまず最初にそのプロダクトの存在感が目を引くところだけど、同時に売場の展開や広告やについても一線のプレーヤーであることはよく知られるところで、本書は広告のパートからスティーブジョブズのディレクターへのディレクションがどんなもんだったのかを垣間見ることができます。いずれにおいてもシンプルに徹する判断とその困難さについてジョブズの胸中を推察しつつ、筆者がまとめてくれてます。

まあ憧れこそすれ、実行は難しい印象です。それはもはやファンタジーの世界に相当近いクールさです。

Introduction シンプルの杖
第01章 Think Brutal 容赦なく伝える
第02章 Think Small 少人数で取り組む
第03章 Think Minimal ミニマルに徹する
第04章 Think Motion 動かし続 ける
第05章 Think Iconic イメージを利用する
第06章 Think Phrasal フレーズを決める
第07章 Think Casual カジュアルに話し合う
第08章 Think Human 人間を中心にする
第09章 Think Skeptic 不可能 を疑う
第10章 Think War 戦いを挑む
Conclusion Think Different

なにぶん伝説の経営者の辣腕なので、ファンタジー作品として読んでもいいところだとおもう。が、シンプルで本質で自分らしくあり、それでもって人類を一歩前へと進める偉業をしちゃうんだから格好良いったらない。

と言う意味では生き方の参考にはならない(できない)けど、面白かった。読んで。

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学