Mubz  snap

やや今更感もあるんですかね。でも、かねてからひじょーに気になっていたお掃除ロボット、iRobot製ルンバが我が家に到来しました。これがいかに素晴らしいか。そういうことについて描くのですが・・・

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まずですね、箱がデカイ。大雑把に言えば、iMac27inch 並にデカいです。本体以外の付属品、お部屋ナビや、その他ブラシクリーナーなど各種が同梱となっていて化粧箱はとてもデカいです。ただし実稼働のために装備するべきフィルターやブラシ類は最初から本体に装着されていて、基本的に開封と同時に使用可能な状態となっています。これは素晴らしい。本体に備え付けのブラシ類、フィルタ類とは別で、780には予備のフィルターとブラシが備わっています。此の分箱がデカいかもしれません。

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現行ルンバの最新モデルは700シリーズということですが、今回手にしたのは、シリーズ最上位の780です。当然価格も最上位ということになります。5万なんぼ。決して安いとは言いがたい価格ですから、正直1グレード下げようかどうしようかと少々迷いましたが、ここは思い切ってちょっと背伸びしました。というのも、下位機種は本体がタッチパネル式で無いだけじゃなく、付属品が充実していない。予備のブラシ類が付属していない。お部屋ナビが付属していない。その付属品差分の別途購入価格を考えたら、下位機種との差額、アマゾンでみて 5,000 円は十分賄える内容になっています。従って、最上位機種1択です。それになにせクリスマスですしねー!

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実際に夕べセッティングして、本日 25 日から稼働開始していますが、これ大変面白いです。一見アホちゃんとも思える無駄な動きをとりますが、それはそれで仕方がない。いかんせんなによりのメリットは、とにかく人手より、というか僕よりも根気強くとても長い時間、何倍もの時間をかけて床の掃除をするということに価値があるようにおもいます。僕がクイックルワイパーなり電気掃除機なりで掃除をするとしたら部屋あたりせいぜい 3分から 5分が関の山ですが、ルンバは 25分から 75分ほどは頑張ります。ザックリ言って僕の5〜15倍の時間をかけて床を這いずり廻ります。どれだけ非効率的な軌道をとったとしても 5 倍以上の時間を費やせば、床面は相当綺麗になります。

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また、ソファ下、ベッド下にぐいぐい潜ってゆきます。人間の手では正直言って面倒くさい、腰も痛い、結果端折りがちな場所をルンバは丁寧にクルージングします。何回もなんかいも。これはとても助かります。また、その本体の丸い形状から四角い部屋の隅の方はちゃんと掃除できるのか?って疑問を持つ人もあるとおもいますが、そこはそれなりに考えられていて、部屋の隅 90度角の埃を掻き出すための回転式のブラシが丸形本体の右前方に備わっています。これが壁面や角のゴミを掻き出して吸塵ゾーンで吸い込むつくりになっていますから安心。イメージとしては、道路掃除の清掃車に搭載の路側帯側をグルグルするアレがついてるということ。なんなら手で掃除するよりもこっちの方が綺麗になりそうな印象。

さらに、1週間分の掃除を予約できます。我が家では月曜日から金曜日までの間、午前 10時 30分からルンバが自動的に全てのフロアを掃除するようセッティングしてみました。これは家に誰も居ない時間帯にルンバが勝手に床を這いずり回る設定です。家人が関与しない間に部屋が綺麗になってるというのはなんとも素晴らしいことです。

加えて。ルンバは床面にたいする掃除ロボットですから、なるたけ床に物や障害物を置かない方がよりスムーズにより効果的に仕事をこなします。すると、あの家人が、あの雑破な家人が、あのものぐさな家人が、あの片付け下手な家人が、ええあの家人が、床に物を置かないように頑張るようになります。これはたとえ本人へ 5万円支払ったとしても叶わないような成果です。素晴らしい効果だとおもいます。

集塵については、まあつきなみな掃除機程度なんだとは思います。そりゃダイソンのサイクロンがどうのこうのというほどには至らないことでしょう。そこはまず間違いない。だけど暮しをルンバ化する肝心はお掃除回数とかける時間の長さだとおもいます。集塵力が超強力ではなくとも、セットした時間に自動的に室内を巡回して何度も何度も床面をお掃除してくれれば、たとえ一回当たりの集塵効率が劣っていたとしてもそれはさほど問題ではありません。だって、埃、塵芥は毎日まいにち輩出されるものです。日々洗濯物を取り込んでたたみ、日々ティッシュペーパーを引き出し鼻をかみます。そのたびに埃は室内に飛散するはずです。だから一回当たりの吸塵力よりもお掃除の頻度こそが最重要ファクターなんじゃないかと思います。そういうことは頭では分かっていても身体がついて行きません。事情が許しません。自分自身、毎日欠かさずに掃除機を引きずり出してガーガー掃除をするのは、モチベーション的にほとんど不可能です。そりゃ甘えかもしれませんが、集合住宅の深夜帯のご近所迷惑度合いも含めて、不可能。だから月〜金の午前中のあまり誰も居ないであろう時間帯にブイーンと勝手にやってくれるルンバは有り難いことこの上ない。

そうはいっても、どれくらい吸塵力があるのか気になる人も多いと思います。簡単に言えば、普通の旧式の掃除機程度と考えて良いだろうと思います。まあ間違ってもサイクロンではないし、クリーン排気でもないでしょう。が、我が家では初回の掃除で手のひらいっぱいの埃が集まりました。この量は、僕がクイックルワイパーをかけるよりもよほど多く埃を回収したということです。そのお掃除がカンペキなものかどうか、そういう評価は別として、それなりに納得感が得られる程度、埃や髪の毛を回収する様子を確認しています。我が家ではこれで十二分です。これが毎日続くということは、床はそれなりにクリーンと呼んでもいい仕上がりなはずです。窓の縁のところや、テレビの上、エアコン上部に積もる埃の方が、またはベッドの中のダニの死骸の方が汚染状況としてはよほど酷いといっていいはず。ともかく肝心は毎日欠かさずということ。

そして、最終的かつ大切なことですが、ルンバが可愛いです。勝手に、健気に、自動的に、掃除をするロボットです。たまにドックに戻れない様子を見てやきもきします。同じ場所ばかりグルグル掃除しててバカだなーと思います。黒めの物体に全速力で当たりにいきます。誤ってドアーを締めて閉じ込めになったりもします。可愛いです。ペット程とは言い過ぎですが、自律する物体のそれなりの愛らしさがあります。

総評として、ルンバ様々です。お薦めどころか、現代人必須の初期型ロボットです。逆に、普通の掃除機って必要なの?ってなります。このエントリーを読んだ人のうちまだ持ってないひと、そのうちガジェット好きは、今すぐに注文してもらって差し支えないはずですはい。

また何か気がついたところはエントリーします故。


iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 780