Mubz snap

風の便りで、支援していたところの部長さんが降格になったのだと、耳にしました。あらゆる意味で、残念です。彼が、初めて部長職に就くと言うこと、また初めて営業企画を行うということでしたので、役員からの背を押されたこともあり、僕は、アドバイザー兼実行支援ということで彼に付き添うことになりました。マネジメントと、営業活動の両方の面からの支援です。もちろん個別クライアント先に同行することも盛んに行わせてもらっていた。そういう彼が、降格、です。

期がスタートするよりずっと前から再三にわたり、僕は彼に対して、予算案策定はとんでも無く重要であることをいい、予実管理のやり方をいい、会議設計、ドキュメント設計をいい(そして設計書と雛形を渡し)、各月末においてそして期末において予算を十二分に達するため市場の見立てを厳しくすること、行動計画、進行管理と現場フォローが必要であることをいい。
こうして、あまりにしつこく(しかしながらやんわりと)言うのがウザかったのだとおもうのですが、一年間をかけて徐々に、そこはかとなくやんわりと敬遠されるという、お互いにとって、部門にとって、会社にとって、背を押した役員にとって、つまり皆にとって、非常に哀しい関係性に陥ったというエピソードを共有する御仁です。

この御仁が降格の憂き目を見たということです。期のまだ前半に置いて、強がりなのか本気なのか判然としない調子で、「なぁ、Mubz さん。ショージキなぁ、ええの、今年度の売上(予算)とか。来期になぁ、大幅に上ブレする(予定や)ねんから。」とうそぶいていた部長であります。そういうトリックは、管理会計下では、認められていない旨は、勿論強く伝えたのですけど。そのこと自体がよく理解できなかったのかも知れません。

もうエールをおくる立場にはありませんが、今後とも、彼には、がんばってほしいと、こころからおもいます。
顧客のため、会社のため、当時の部下たちのため、そして去年いっぱいで失ってしまった価値を取り戻すため。


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