いまは家電リサイクルとか、パソコンリサイクルだとかなにかと難しい世の中で。

処分の難しさにかまけて約4年間の永きにわたり部屋の片隅に放置し続けてきた13型のブラウン管テレビをいよいよ処分する運びとなりました。

学生時代からの遺物であり、もしこれがワインだったらもうそろそろ中々な値がつく勢いで寝かせた代物です。引き取り手たる家電販売店がどこだったのか思い出す術もありません。ので、当然行政の方に電話して、しかるべき手続きで処分する流れをとります。

今では珍しい小さくてまるっこいテレビの処分。しかるべき窓口へ電話で依頼します。そこで話を聞けば、処分にかかる費用は中央区では搬送費と処分費との合計で5千円ほど。これを行政から手配の業者さんへ直接現金支払いということになります。意外と、粗大ゴミみたいにシールを買って張る手続きじゃないのね、と。そういった手順になりますので、対象のリサイクル品の引き渡し日の朝にちゃんと現金を用意しておかなくては、と小さく緊張など覚えます。あと、どうか寝坊して家の前に出し損ねる失態を演じることがありませんように、という緊張も。

でもま、これでとりあえず部屋の隅に何か黒いのがある問題は一区切りです。ちょっと面倒ではありますが最期の処分まできちんとしましょ。


リサイクル幻想 (文春新書)