独りで寝るにはちょい広め、二人で寝るにはめっぽう手狭。幅120cmのセミダブルサイズのベッドをリプレースです。
幅が狭いということが最大の理由だけどそのほかに古いというのも買い替えの理由。もう何年使ったのだろう。いにしえすぎて全然思い出せない。ともかく床に入る度、寝返るたびにギーギー騒ぐ、中のスプリングが煩い。そういう状況。
もうヤだ。
というわけで白羽の矢を立てたのは、無印で扱っている、シングルよりも一段小さいスモールサイズのベッド。これを2脚並べる作戦。
スモールを2脚並べると、幅は w80cm×2脚でw160cm。従来比で40cmも幅広になります。満ち足りた幅です。クイーンサイズです。小柄なら3人寝れます。キャスター付きの事務用椅子2脚で睡眠をとる技を覚えし者(制作現場の人)なら軽く200名くらいが寝れる目算です。
また幅、面積の他に2脚1セットで並べるメリットとしては、隣の人の動きによる振動が伝わりづらくなるというものと、それから1脚が小さいので何かと移動しやすいというのもあると思います。
で、昨日。めでたく古いセミダブルベッドの回収、それから新しいベッドの搬入が済みました。
事前の作戦通り新しい2脚のベッドは部屋のしかるべきエリアにきちんと納まり、危惧されたドアの開閉への干渉もなく、そして床下収納(書籍四、五百冊分)も計算通り。万事順調に設置が完了です。
新しいベッドの寝心地は、固め。スプリング式からポケットコイル式に変更になったせいなのか、あるいは単に新しいからなのか。はたまた僕の体重が減ったのか。大袈裟に言えば畳に布団を敷いたくらいに固め。グラグラでブニブニでギーギーのベッドに慣れていたせいで少々違和感はありますが、この固さ嫌いではない。
で、もうこうなると床に入るその時が愉しみで仕方ないものです。最近の早寝ブームの中でもかなり早い方の22時台にそそくさベッドルームへ行き、無用にゴロゴロしてネットのニュースを読むなどして過ごします。手足を広げても枠外に落ちることはありません。左右に寝返っても落下の不安がありません。こりゃいいや。てかこれが普通か。とかなんとかで、いつしか眠りに落ち…
無論その晩もいつも通り UP by Jawbone で睡眠のログを採っていますから、起きてすぐに iPhone に同期してログをチェック。そしたらなんと。
睡眠が深い時間が増えてました!露骨に。
この比率、ちょうど従来と真反対の比率です。かなりの快眠といっていいのだろうとおもいます。実際体感としても寝た感があります。
まあこれ偶然なのかあるいは再現性があるのかまだ知る由もないし、また更に深い眠りの時間が長ければ睡眠の質がいいといって差し支えないのかどうかも良く知らないのですが。
それでも非常に嬉しかったので直ちにレポートする次第。
今回の深い睡眠の長時間化のためにかかった経費は確か 6 万円弱ほどだったのですが、得られる満足とのバランスを考えたら非常に安い買い物だと捉えています。毎日毎晩使っていればマットのヤレなんかもありますから、このさいむしろ、例えば2年に1度の買い替えをルーチンにしてもいいかもしれないとすら思います。
さて。僕の方はログの様子が変わるという価値が得られましたが、方や家人の方のログはどんなだったのか、です。もちろんここでの最良の答案は「良く眠れるようになった!」というものですが、もしも「ふぇぇ、べつにいつもどおりだけど〜」の場合に考えなくてはいけない可能性は、そしてこれが大きな懸念なのですが、そもそも隣で寝てるヤツのことなど歯牙にもかけない強心臓の持ち主、ということです。さあどうなんだ。