Withings の WIFI body scale WS-30 です。通信機能を備えた体重計です。ネットワークに接続して計測情報をサーバーへ送信・蔵置します。蔵置したデーターは、iPhone、アンドロイドのアプリ、あるいは Withings のwebサービスで閲覧することができます。
で、これがとてもいい。
初期設定ではBluetooth接続か何か少々手間をかけるのですが、この初期設定を済ませてしまえば、あとは毎日いつでも好きなときに体重計に乗るだけ。ただそれだけで、体重、BMIのデータが粛々とサーバーに蓄えられてゆきます。本人はまったく手間をかけること無く、立派なライフログが出来上がってしまいます。
また、このログは Withings から無償配布のスマホアプリで便利に閲覧することができます。グラフ形式。また単に閲覧できるだけじゃなくて、Jawbone Up アプリとも連携して機能することができます。 簡単に言えば、Withings で計測した体重のデータをUp のアプリ内で見る事が出来るということ。そもそも Up は運動量計測をしていますから、運動量と体重の増減についてチェックしたい人にはもってこいの連携です。
強いて不満を挙げると、WS-30 では BMI値と体重しか計測してくれないこと。WS-30 は体組成計ではないので筋量、骨量、体脂肪量とかの計測はしていないということです。この辺はタニタとかの国産機器の方がより優れています。なのでいまのところ体組成計を重視するか、ログと閲覧の簡便性を重視するかが、高機能な体組成計を選ぶか、Withingsを選ぶかの分岐点といえます。僕は簡便派。
あとこの WS-30、複数名の体重データをちゃんと分けて管理することができます。普通体重計なんて家族みんなで使う物ですから、そこの点はやっぱりちゃんとクリアしとかないと売れませんものね。
複数名で WS-30 を共用する際の設定方法は、まず代表者が本体とスマホをBluetooth接続して諸々の初期の設定を済ませる。その後、スマホ内の Withings のアプリから成員を追加する。さらにその後に成員をインディペンデントする、というもの。
つまり初期設定する人が親の権限を持って、追加される家族構成員(別に家族で無くてもいい)を子の権限として一旦1つのユーザーアカウントに紐づけて追加登録するというやり方。ただこのままだとどうしても親権限の人が追加成員の体重を閲覧できてしまうことになります。家族と言えども、これはちょっと気まずい。それに家族と言えども、自分以外の人の体重管理なんか面倒。という配慮からか、親権限の人は Withinghs の提供する Webサービスのダッシュボード画面から、子権限の独立(親権限化)をさせることができる作りとなってます。これで父-娘関係も安泰です。
ただし。現状で Withings から次期モデルに相当する WS-50 の情報が公表されていますので、そちらの機能や外観なども吟味のうえで導入の意思決定をしたほうがよさそうです。はい。