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いや、その、べつにそんなに本気ダイエットとかそういったことでは一切なく。
ここ1ヶ月ほどの間で、体重が 65Kg から 60.1Kg までおちてきました。
体重がおちてきた理由は、単にデータとグラフを毎日毎日眺めていた、ただそれだけです。

データを眺めていたというのは、withinghs の wi-fi 体重計で毎日朝晩体重を量って、これを iPhone で眺めていたというのがひとつ。それから、Jawbone の UP で運動量その他を計測して、やはりこちらも iPhone で眺めていたというのがもうひとつ。以上おわりであります。

でもこのデータを眺めるという単純な行為は案外と大変な力をもっているらしくてですね、一定期間、たとえば2週間程、データを眺め続けているといつのまにやら「何を食べると、どう運動すると、体重がどう変化するんだな・・・」というのがなんとはなしに体感・直感で分かるようになったりします。するとほぼ自動的に、食べなくちゃいけない日(時)もわかりますし、そんなに食べなくてもいい日(時)もまた自ずと判るようになります。また、ちょっとばかし献立に注意を払える人であれば、何を摂取するべきか、何を摂取しなくても遜色がないか、何が摂取してもしなくても体重に影響がほとんど無さそうなのかもだいたい判るとおもいます。

こう書くと意志の力によるコントロールのように読めますが、そうではなく、くれぐれも「なんとなーく」の水準です。だから特段、強い食事制限をするでもなし、今まで通り酒を飲みに行ったりもしますし、晩酌もします。また、いままでは食べなかった朝ご飯(フルグラ)も食べるようになったりしています。なので、いわゆる辛く苦しい食事制限ダイエットというイメージに相当するような行いは何一つありません。反対に、腹一杯になるまで食べるということがほとんどなくなりました。腹めいっぱいにものを押し込むとまずなにより躰が苦しいし、それに後で見るグラフが乱れる。良いことないなーと自然に思えるようになりました。

そしてデータを見るのが暮らしの中の当たり前になると、そこで気づくのが、そもそも何がびっくりって自分の脳内でだけ「自分の体重は60Kgである」というレコードが刻まれ、これが一切更新されることなく数年が経過し、この間に本当の最新レコードは 5Kg もブレてしまっている。そういう自己認識のズレ加減。俺のズレ加減です。これが何よりの驚きです。
ほんとうに数字を見ないというのは、自分に都合のよい解釈ばかりに浸かり、油断を産むものです。あれよというまにとんでもないズレた人格を誕生させます。普段あれだけ経営に目標設定と指標とPDCAが重要だとか、広告に効果測定が当然だの、あれこれ判った風なことをいっておいて、手前自身の体重のことすらままなっていないという具合のテイタラクです。ほんとダメ。残念です。ダサいです。
故に、もう金輪際、体型が太めのコンサルタントとアナリストの話は聞くのやめとこうかと思います。あと実際にgoogle analytics を操作していないマーケッターの言うことも聞くのやめようと思います。はい、冗談です。

が、近頃体重の増加が心配だって人は、wi-fi でデータを取れてスマホでチェックできるそういったライフログ系のサービスにトライしてみる価値は高いんじゃないかなあと、こっちのほうは割と真面目に、思います。


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