先だってサドル泥棒かあるいはサドル悪戯かにあい、偶然同タイミングでカフェを出て自転車へ向かったため、寸での所で阻止できたということがありまして。サドルのセキュリティも大切だなと、意識を高めました。
現実性のあるセキュリティは大きく２種類。
ひとつはサドルを固定するネジとシートポストを固定するネジをそれぞれ特殊ネジに交換してしまうというもの。そうすることで通常の工具ではネジが回せないようにしてしまえば、強度的に見れば100点満点ではありませんが、相当割合の悪戯と泥棒を足切りが期待できます。
もう一つには、サドル専用のワイヤーロックをつけるということ。都度都度ロックしたり解除したりということも出来ますが、サドルの交換頻度が低い場合にはサドルとフレームとをロックしっぱなしというのもアリだとおもいます。ほぼ固定的なロックならばできるだけ軽量なものがいいですが、ワイヤー直径が数mmの華奢なロック製品って、逆に、なかなか無いものですね。自分で素のワイヤーを手配してそれをかしめるのでもいいかもしれまえんが、そういえばかしめの耐久性とか有効性ってどの程度なのか良く判りませんよね。素手で簡単にはずれちゃうようなものじゃあ意味が無いわけで。。
するとやっぱりちゃんとしたワイヤーロック製品が欲しいとなりますが、いざ探し初めてみると、サドルに転用できるセキュリティで、なおかつカッコいいのってあまりないですね。昔の電話の受話器みたいにコードが巻いたようなやつが沢山出てくるんですが、あれ、機能的だけどあまりかっこ良くない。だからといって通常の 10mm 以上あるワイヤーロック製品だと、サドル下の狭い隙間にワイヤーを通すのが億劫そうです。
で、ですね。ワイヤーが細い＆格好が悪くないロックを探した所上の Knog Milkman に辿り着きました。ワイヤー部分の全長が 900mm ありますから長さも十分ですし、サドルといっしょにフレームやタイヤもロックできるかなと思います。
まあ、見ての通りワイヤー自体が非常に細いものなのでセキュリティ性能に過剰な期待を寄せるわけにはいきませんが、他の頑丈なロックとの合わせ技で使うにはアリだとおもいます。Milkman にはカラーバリエーションもあって、また巻き取り式なのでポケットにも収まるサイズだし、なかなか良い感じです。
