記憶が確かならば確か iPhone4 の時にも一度同様の事象が発生したのですが、現在使用開始から1年ちょっと経過の iPhone 5 これの数少ない物理ボタンのうち使用頻度が高い方のホームボタンが不良になってまいりました。
具体的には、押したときの反応が悪い。ホームボタンを数回押して、1度しか反応が返らないというような状況です。まあ数回に一度は反応が返ってくるわけなので、致命的不具合というわけでなはく。努力で克服できるかな、なんて楽観しておったのですが、そんな楽観になんの意味もない、ただただストレスなだけと目を覚ましまして改善の手を講じました。
改善の手とは。銀座アップルストアへ持ち込んで、診断してもらって、修理もしくは交換してもらうというだけのことなのですけども。自力で iPhone 5分解・修理レポでなくてスミマセンね。そこまで手先が器用でないもんで。
とりあえずやったことはといえば次の通りで。
ジーニアス・バー予約
とりあえず、最寄りのアップルストアのジーニアス・バーを予約しましょう。
予約はオンラインでできます。僕の場合は、当日予約が無理だったので、翌日の午後で予約が確保できました。
なにはなくともバックアップを
故障内容等によるところではありますが、診断結果として、現物回収&新品交換という処遇が発生することが考えられますから、自宅のiTunes なりiCloud なりで、必ず事前にバックアップをとっておきましょう。
念のために復元(初期化)を
事情がなんであれ、たとえ一時的であれ、他人の手に個人情報盛りだくさんの携帯電話をゆだねるというのは気分のいいことではありません。これは万人が万人同じように感じるんじゃないでしょうか。なので、念のため、iTunes からiPhone の「復元(出荷状態に戻す)」をしましょう。真の意味でデータが消されてはいないのでしょうが、もし万が一僕の個人情報が漏れだしたとした場合には、それは悪意によってデータが覗き見られたその結果であることが一応立証できる、、、気がします。というわけでせいぜい気休めなのですが、安易にメールの内容が漏れたり、知人友人の情報満載の連絡帳が漏れ出すことへの予防線にはなるのかなと思います。アップルストアを信用しない訳ではありませんよ、念のため。
アップルストアへ足を運ぶ
予約当日にアップルストアへ赴きましょう。僕は最寄りの銀座店へ。足だけ運んでもしょうがないので、もちろん iPhone5 をたずさえて。一瞬契約書だの印鑑だの何か必要なものあったかしら?と過ったのですが、結論から言うと何も要りません。(もちろん現金なりクレジットカードは持ってってください。)
銀座のアップルストアのジーニアスバーはビルの 4F ですので、スケスケのエレベーターか地味過ぎる階段で4Fへ。
エレベータを出て直ぐの所に、青色Tシャツのスタッフが待ち受けています。なんとなく並んでるぽい列の最後尾に着けば順次スタッフさんが予約確認とその後の案内をしてくれます。
僕は、6つあるテーブルのうち真ん中のテーブルへ誘導され、そこで5分少々待つと直ぐにカウンターへ案内されました。予約制なのでスムーズですね。
対応の方針について相談
スタッフへ症状を告げると、良くある症状だとこともあるせいだと思うのですが、一応可能な対応のラインナップを示してもらえます。
第一ステップはホームボタン部分限定の修理にトライ。それでダメそうなら第二ステップとしてフロントパネル(ガラスのとこ)を丸ごと外して修理ということ。第一ステップにかかる料金は2,800円。第二ステップにかかる料金は14,000円。もちろんこれも事前に聞かせて貰えました。
また、第二ステップへ進む場合に関しては、僕が個人的に装着している保護ガラスを剥がしてしまう必要があるので、そのことに同意してくださいという注意もいただきました。
(保護ガラス4000円くらいしたのになあ・・とか思います。修理費1.4、保護ガラス喪失0.4、占めて1.8万円は痛いな・・・なんとかボタンだけで勘弁してもらえないだろうか・・・とか正直思いましたはい。)
という心理も働いたので、まず第一ステップだけトライしてください、という風に指示させてもらいました。その上で第一ステップで治らない場合には一度相談のタイミングを挟んでくださいとお願いさせてもらい。スタッフの方には快く了承してもらえました。
直ちに修理
修理対応となった場合には、一定の時間が必要というのは想像に難くなく、この時間の長さも気にして挑んだのですが、ホームボタンの修理だけなら30分で済むということだったのでとても助かりました。事前に予想していたよりずっと早い対応です。(もし1日とか2日とか預かりになるのなら、修理は諦めようとおもっていました)
というわけで、たったの30分です。修理依頼書&預かり証のような用紙の複写を持って、一旦、近場のカフェへ。そこで30分程時間をつぶし、その後再びジーニアスバーへ戻ります。
修理済み品の受取り
そんなこんな、30分後に再びジーニアスバーへ。またエレベータ前のスタッフに修理品の受取を告げると今度は2、3分で修理済み品を持ってきてもらえました。
さて肝心の修理の結果ですが、ホームボタンはすっかり治っていました。驚きの押しやすさ!にニンマリです。
しかし、残念ながら、自分でつけた保護ガラスには横方向に真一文字のヒビ割れが出来てしまっていました。まあやむを得まいよ。というわけで、幸運にもか修理担当者の腕前のお陰か、ホームボタンの修理だけですっかり不具合は解消されました。
というわけで、修理費用 2,800円(税込)をお支払いして、おしまいです。
ホームボタンの反応が悪くなる原因について
最後にスタッフさんに、聞いてみました。ホームボタンの反応が悪くなる理由は、持ち主のホームボタンを押す角度であったり押す強さであったりが原因になるということでした。そこの因果関係がなぜそうなのか、それは僕にはよくは判らないのですけど、でもとにかくそういうことらしいです。持ち主の押し方で癖がつくというイメージで理解してみたのだけど、実際そういうことなんでしょうかね。ちょっと謎です。(僕はてっきり埃などによる接触不良なんだとばかり思ってました)
ホームボタンの修理はリーズナブルか
iPhone のホームボタンは、非常に使用頻度が高いです。1日に100回押すと仮定したら、年間30,000回。1回の反応を得るのに3回の押し損ねが伴うと仮定したら、年間90,000回も無為にホームボタンと格闘することになるわけです。はい。こんなに気の遠くなるような回数分のストレスを背負い込むくらいなら 2,800円払った方がよほど幸せになれます。というのが、今回の僕の結論です。
ちなみに今現在手元に戻ってきた iPhone5 のホームボタンは適切なクリック感がよみがえっていて、押し込む深さ、押されたあとのボタン側からの反発感がすごく妥当な水準に感じられます。そういや買ったばかりの新品の頃はこんな感じだったな・・・というマトモさ。幸せです。
まとめ
というわけで。ホームボタン垂下に不満を抱いている人は、たとえそれが致命的とは言えない不具合と思っているとしても、1mm たりとも逡巡せずにさっさとジーニアスバーを予約して修理に持ち込むことをお勧めします。
青だけは避けて
さて。iPhone5 ホームボタンの修理とは一切関係ないことになっちゃうんですが。
アップルストアへ足を運ぶときには、絶対に、ゼーッタイに、ぜったいぜったいぜったいに、真っ青のTシャツを着ていってはいけません。アップルストアのスタッフの皆さんと完全一致して面映い目にあうこと必至ですから、ね。
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