第三周目が終了。判っていたことではあるけど、この間はアウトプットよりもインプットに終始してしまった。そのせいでだいぶ気持ちが焦る。
なにぶん人間関係すらもまだ十分には構築できてない。誰さんが何を担当しているのか。誰さんがどういう情報を持ってるのか、まだまだ判らないことが多い。し、ファイルサーバーのどこに何のファイルがあるのか、もっと肝心なのは何のファイルが無いのか、そういうことすらもまだよく承知できてない。
右も左も…とはこのこと。
そりゃあ、後発で一社の情報を丸ごと飲み下すなんて簡単なことじゃない。でも、ある程度ここを通過しないと、何も申し上げることができない。
なにしろ、なにやらまどろっこしい方法で業務に当たっている様子を見かけた場合にも、それが何かやり方を知らないために面倒なやり方をしているのか、それとも、とある深い理由事情があってそのようにしているのかすらも分別のつけようがない。
どうして数少ない打合せ室を予約制にしないのか、どうして勤怠をタイムカードにしないのか、どうして揉めるような調達方法をとるのか、どうして引き当てを承認制にしないのか、今の僕には判りようがない。
中に身を置く場所のことですらそんななのだから、まして、ライバル社の情報などまるきり追いつきようがない。まして、アクション計画など描けようもない。でも描けないでは済まされない。そこで後塵を拝するのは、最もゴメン被りたいステータスなんだから。絶対に、ゼーッタイに、避けたい。
まあそれでも、満足しようとしなかろうと時間は経過してって、既に第3週目(事実上は11営業日だけどね)が終えたわけで。そろそろ、判らないながらも判らないなりにも、しっかり目に見えるアウトプットをしてゆかないといけない。仕込みは始めているつもりだけど、所詮は仕込み。ミニ焦燥。
幸い全体的に頭のいい人が多いみたいだし、何名か話せる相手も出来てきたし、わずかながらも会社のステータス、製品の状態、競合他社のアコギについて情報が入るラインに立つことが出来ている。またマーケティングをはじめ幾つかの領域については任せてもらう素地もある(というかそこに立つ人が居ないというだけなんだけどね)。焦りを素直に行動へとつなげてゆけば結果は自然に伴う気がする。気がする。
ともあれ、とにかく忘れないようにしたいのは、組織のため「だけ」でなく巡り巡って自分のため「をも」担保して動作してゆくこと。すると自動的に仕事量は増えざるをえないのだけど、それは仕方が無い。やること・やれることが多いというのは、それ自体、とても喜ばしいことですはい。
そういえば過去を振り返れば、会社のことなんか知るかと思ってたし、組織に馴染もうと等思いもしなかったし、意味の分からない業務のことなど関わりたくすら無かった前回転職と比べたら、今回は入り込みも興味関心もすっごいスムーズだなとか思う。なんだかんだいって、人ってそれなりに成長するのね。オジサン力か。