マーケティングの職についていたら、データの分析だのなんだということは、正直に言うと脇にある仕事のひとつに過ぎない。何がメインなんだというと、表現すること。見せなきゃ、言わなきゃ、対話しなきゃ、好きも嫌いも産まれやしない。で、まず見せるってことから始まるわけで、見せるものを用意するところがやっぱり一番熱い部分であり、人手が無い部分でもあり。しょうがないから自分がやることもあり。下手でも何でも、人前に晒されなくちゃはじまらない。ブスだってなんだって、部屋の中に引きこもってないで、エイヤと表に出てみると、案外好きだと言ってくれる人があるかもしれない。ブスかどうかという問題よりも、もう一段根源的な問題が、晒されるってこと。
というわけで、下手とかなんとかよりも、速度感を持って表に出るため画像編集は避けて通れない関所になってしまった。ので、Adobe Creativeシリーズの最新版、Creative Cloud という製品をゲット。
この製品には、個人版とグループ版というのがあって、なんでもグループ版だと、作業環境を一元的に管理できたりもするらしいし、随時メンバーを追加して、たとえば外部の協力会社なんかともコラボレーションしやすいという売りがあるらしい。クリエイティブの環境は関係者ごと様々なので、作り手と検収側とが、ちぐはぐな環境設定でいると色々と面倒くさいことがおこる。そういう問題が解消できるのはとてもいい。また、Creative Cloud は月額制なので、プロジェクト期間の6ヶ月メンバーを追加して発行し、プロジェクト終了と同時にアカウントを解除するということも可能。パッケージ買い切りのモデルだとこうはいかない。
とはいえ何のチームも組んでいないソロ走行状態の今、必要なのは単に psd や ai や pdf を制作したり編集したりすることだけ。それに職場は未整備まっただ中にあり、社用のクレジットカードで月額費契約をするというのも通常フローに無いらしい。そんなわけで、個人版かつ出来るだけ買い切りに近い方が望ましく、結論、Adobe Creative Cloud 12ヶ月版 プリペイド オンラインコード ダウンロードという酷くわかりにくいライセンス商品を購入。これなら1月5000円の、年間6万円を一括で購入して、年1回の立て替え清算で済ませることができる。1ライセンス購入で端末2台の利用が可能なので、職場と家とでインストールしておくくともできる。windows 機とOSX機とにインストールしておくというのももちろん可能。
というわけでこの年末から、正会員として、同ソフトを利用開始。今のところはそれぞれの単体アプリを利活用しているが、特段、クラウドストレージは利用していない。一人クラウドは、独り焼き肉のような寂しさがある。強いてクラウドストレージ使うんなら、google ドライブでも良いわけだしね。
アプリケーションは、Photoshop、Illustrator はじめ、InDesign や Dreamwever、Flash、Lightloom など Adobe 社製のメジャーの製品が使い放題使えるので人から貰ったファイルが展開できないということも無くなるし、それにアプリのアップデート、バージョンアップも常時かかるわけなのでそう言う面からも大変重宝しそうです。
従来買い切り型の CS 派だったので、CC については躊躇があったのだけど、導入した結論としては、気に入った!
強いて難癖をつけるなら、1年間プリペイドの利用期限がやってきたその暁には、「自動更新」であること。結局のところ毎月月額費をカード払いさせたいということそのものはわかるけど、自動更新はちょっと罠的でダメです。一回利用停止にしていただくほうが高感度高いですはい。
プリペイドには3ヶ月のものもあるので、お試しや短期決戦型プロジェクトにはこっちがいいですね。