そのむかし我が家には初代 iPad 2台があった。
それについこの間まで2世代目だか3世代目だかの iPad があった。
初代の iPad 2台はもちろん自分用と相方用。ほどなくこのうち一台は相方の実家へと奉公に出された。そしてもう一台もまた遙か沖縄へと旅立った。すると我が家には iPad がたったの一台しかない状態に。しばらくは完全にMubsさん用のiCloud 連携端末だったこの一台が、二人共有の端末に。何に使われるかというとそりゃもう Kindle コミックス専用端末。完全なるラウンジ機。惰性で読み流すのに最適な地獄の中二絵物語 BLEACH を相方に読ませることが使命。結局なにも持たないMubzは、なんだあれだ、持たざるものだ。4インチちょっとのiPhone とにらめっこ。相方は、これとは別途にKindle HDかなにかを持ってる。なんとも羨ましい。しかもこの Kindle それほど使われている様子なく分厚い埃をかぶっていたりする。ちくしょうオレは不憫だ。そのことに気がづいた。
顛末としてそんなのがあり。14年10月に発売となった特に革新性のないデバイス iPad Air 2 を注文した。哀れな自分を救えるのは自分だけだと勢い込んで注文ボタンを押下した。本当を言えば iPad mini 2 でもよかったし、古いほうの iPad Air でも構わなかった。そのあたりご丁寧なことに Apple ストアでは整備済み品だって売ってるし、過去モデルも値を下げて販売している。であるにもかかわらず高価で革新性のない新しい iPad Air 2 を選択してしまった。いったい何故か。
新しいiPad Air 2 に関しては、3コアだとか、2GRAMだとか、Wi-Fi が ac 対応だとか、それに鉛筆より薄いのだとか。発売前後でネットでいろいろな情報が出回っていてそれに心がほんの少し翻弄されたから。それに随分とiPad から離れていたから途中のデバイスがどんなものかもよく判らないから。枯れたテクノロジー、終わったブームの商品ジャンルだから訳は分からずとも「最新」というブランドに頼っておこうとおもった。お年寄りの考え方。
ざっくりいえばどのモデルを選んでも我が家にまだないRetinaタブレットがやってくるのに違いはない。それだけでもう十分。第1世代、第2世代しか経験していない自分としての最大のポイント。2周回か 3周回か遅れでやってきた Retina 旋風。 Air2 でなくて Air でも mini でも構いやしなかった理由はここにある。だのに。Air2 に転んでしまうあたりがなんというか、お寒い部分だとおもう。本当に残念に思う。
とはいえこの残念さの後押しもあり、Retinaでない iPad とRetina な iPad との2台が家にある平和な状態が復活した。稀代の2Gbメモリー。
使用感としてはRetina はやっぱりそれなりに高精細だなあ。最新のiPad Air は軽いなあ。旧モデルと比べて3コアは動きが 0.15秒ほどキビキビしているなあ。そんなあたりまえな感じ。
iBUFFALO iPad Air 2 / iPad Air 気泡が消える液晶保護フィルム 光沢タイプ BSIPD13FG 【画像を色鮮やかに映す動画の再生や写真の閲覧に最適な光沢フィルム】