いやもうホント大変ですよ。老後の収支バランス崩壊問題。
お金に興味が無い人(アタクシ)でも、ちょっと真面目に考えないとまずいです。金転がしってこともおやつ的にあるけど、基本的な収入源について、スタンス改めないといけないなとかなんとか。
まず。
金を得るにはいろいろあるけれど、とりあえず全員が参加できるのは仕事だね。
物理学で言う仕事は「力」と「変位」のことだね。
変位はいろいろあるけどわかりやすいのは移動だね。
移動は運動によって起こるね。
だから運動しない・できない・したくないってのは、オーソドックスな方法では金を得づらいってことになるね。
なんとも分かり易い。
物体に力を加えてをAからB地点に運ぶのは、移動。
人を力を加えて感動させるってことは、気持ちの移動。
株力を加えてを上下させるのは、お金の移動。
もちろん自分に力を加えてここからそこへ歩くのは移動。
というわけで、移動しなくっちゃ、なにもはじまらない。意味がありそうでも、なさそうでも、運動しなくちゃいけない。
意味とか意義とかあるいは効率がと云々言って運動せずに暮らしてるとそのうち「あいつ・・・大層なこと言ってるけど単に運動できないだけ?もしかして。」となる。「本気だしてないだけで、僕には膨大な位置エネルギーがあります」とかいってるのも格好いい気がするけど、どこかでそれは証明しなくちゃだめなわけで。期待値は一方的に高まるから、証明してみせるときは相当なエネルギーを示さないと周囲は納得しない罠。だから意味のことなど考えず、純粋に、運動が好きという風になるといい。「あいつはとにかくよく動く。けど、効率はわるいんだよなー」その方が可愛い。周囲の人間からのアドバイスや手引きも受けやすいし、何とかしてもらいやすい。
もしも手と足が動いていないなら、ルームランナーでもいいし、ワンダーコアでもいい。なんでもいいからとにかく各関節を中心にして部位をブラブラ移動させてみるといい。体の各部位の移動に慣れてきたら、今度は自分の全身の位置をここからあそこへと移してみたりするといい。まずは隣の部屋へ。それから戸外へ。そうしてとなり街へ、隣県へ、そして海外、果ては宇宙へ。移動したらしただけそれは仕事をこなしたということ。移動の目的だとか、プロセスに中身とか・・そういう小賢しいことは一切気にしなくていい。移動した事実とその回数、その距離が大事。ベンツのオーナー表彰式制度といっしょ(10万キロだっけ?100万キロだっけ?)。どこにいったか、何を観たか、そしてどう感じたかなんてそんなのは単なる綺麗事で、実際、仕事にはなんいも関係のないことなんだよ。
そうして物理的な移動距離がそれなりになっってきたら、今度は、他人の気持ちを移動させてみるといい。
まず手始めに自分の気持ちが揺さぶられるような目に遭えばいい。なんだろう、DVDで名作映画でも糞映画でもみてみる。わー胸糞だなーとか、わー泣けたわーとか、自分の気持ちを揺らす。それからジェットコースターに乗って、バンジーやって、巡り会ったり失恋したりかなんかして、ヘドロみたいな大人に会って、裏切られて、だまされたり、嵌められたりして、それで心が沢山揺れたら、その分だけ、気持ちの移動距離が稼げる。
この移動距離を元手に、こんどは他人の気持ちを揺らす側になるといい。安っぽい武勇伝なんかじゃ全然駄目。みんな心が移動したフリをする社交辞令がとても上手なんだから。そういうんじゃなくてずっと素朴に、驚かすこと、笑わすこと、喜ばせることかね。そうやって一人一人の気持ちを、数多く、長距離、動かす。そんな風なことばかりしてたら、いつの間にか仕事を済ませたことになる。
億の単位で全員が取り組む正攻法なので競争は激しいし大成功は望むべくも無いけど、運動していれば普通のライフは得られるはず。アホみたいだけど。