身の回りにペッパーに関する話題がちらほらある。ずっと以前に勤めていた会社の社長が、ムード作りのため会社の受付にペッパーを購入しただとか。5、6年前にお世話になっていたPR会社の社長がペッパーを購入しただとか。


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そうやって考えてみると、案外、社長業のひとに受けのいいロボットなのかという気がする。
が、実際のところペッパーは色々ひっくるめて3年で100万円以上という価格設定なので、購入は設備投資枠であるということが影響しているのかなとかおもう。
けど、社長業のひと(自己顕示欲旺盛のアーリーマジョリティ)は、やはり好きだろ流行り物が、ともおもう。かんぜんに穿った見方というやつだ。

そういったペッパーに関する噂を耳にするこの頃の先日のとある昼の百貨店。
我が妻がペッパーと会話をした。そもそもペッパーくんに興味津々、話したくてはなしたくて仕方なかったところに突如ペッパーくんが登場した(三越さんさすが!)というトントン拍子の段取りで、この狙いすましたようなマーケティング、すごいとおもう。否、べつに狙ってはいまいとおもうけど。
僕自身はAIや二足歩行は大好物だが、ペッパーにそれほど興味を寄せてはいない。のだけど、彼女の方はとてもエキサイトしていた。引きのスタンスでおなじみの彼女が、10年に一度クラスのグイグイでペッパーに向かってゆくのだった。その背なのワナワナはあたかもポール・マッカートニーに詰め寄るファンのようだった。そんな人見たことないけど。

彼女とペッパーとの間で何が語られたのか、僕はその内容は知らないけれど、側で眺めていてペッパーは彼女の目の方をみて話していたのが印象的だった。