お日柄よろしくもない本日日曜日、ネットで注文していたiPhone7が手元に到着しました。
128Gb。マットな質感のブラック。docomo契約です。
2年に1度、メジャーアップデートの周期で機種変更し続けてきたその惰性により、iPhone7なのであります。
ここ数年、もといiPhone3G以外のほぼ全ての機種において、買い物のワクワク度を減少させ続けてきているiPhoneくん。もう今回は完全に「惰性」と言い切ってしまいましょう。
そりゃ、「ナヌナヌっ!いよいよスイカが使えるですと?」とかありましたけど。でも考えたらsuica使ってねーわオレ、とね。あるいは「でもでもIDも使えるとですよ?」とかありましたけど。考えたらカードのままでよくねオレ、とね。「え!カメラが手ぶれ補正&明るいレンズですと?」とかありましたけど。でもオレRX1R持ちだし、とね。
採り立ててディスるでもなく、かといってアポロジャるでもなく。俯瞰な目線で大人な冷淡で、いわゆる「今までできなかったこと」系のワクワクすることはもうあまり残ってないのかもしれませんね。この先スマホの、iPhoneの歩む道は、他のPCと変わらず単純にCPUがグラボがメモリがスペックアップするだけの北海道の如し一直線が、その道のりなのでありましょうか。そうなのでしょう。そんなもんでしょう。
普通のPC目線でとらえたら、OSの機能向上と、アプリの容量向上とUSB規格の前進に伴い機体のスペックの向上の必然があり、渋々それについてゆく、子に手を引かれる爺のあり方もまたごく自然であるとして見流してゆきたい気分です。
もしも次にワクワクが来るときには、それは電話機の形でなはい姿をして現れるんだろうな。もしもうちのヨメちゃんを「何これ!なんこれ!」と騒がす者があるのなら、通信という事柄の向こうの世界からやってくる来訪者なんだろうな。そうおもって、ぢっとiPhone7を見る。