大統領選決着後の初めての週末、米ではトランプ大統領就任へのデモが行なわれているという。


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徒然に書くが、こっちはこっちで米大統領どころではない。私個人の問題でヘロンヘロンである。

大きな溝があることを理解し、そこからもう1ヶ月間が経ち、悩みに悩んで心がやれにやれ、剥げ上がるんではないかと思うほどに落ち込み、家内にも長らく辛い思いをさせた。
もお(健康以外のことは)どうでもいっかなー、と極まってきた。そういったモチベーション状況にある事実を関係の役員らへ伝えている。
という中にあって、ストーカー役員から飲みに誘われた金曜日。別に話すこともそれほどなく、分かり合うべきテーマも見当たらず、断ろうかと思ったけど、「そういうところが大人気ない」と自分を諌めて2、3時間付き合うことにした。

役員は、汲もうとしてくれており、なおかつ汲めるわけもなく、「組織を変える!ITベンチャーになる!しかも年度内に!(だからいて)」と息巻いてくれた。
ITベンチャーである事は成功の系譜ではない。そういうツッコミもせず、「(一応考えてくれたんだな)」と実りのないその発想と気持ちをいったん有難いものとして胸に受け止めてみた。そうは言いつつ、ITをスマートに利用する事が現代の経営の必須条件であることは疑うべくもないので、そういった意味では芯を食っていなくもない。

旧物の業務であれ、ITの業務であれ、組織がより住みよくそして豊かにならなくてはいけない。豊かになれば、人材も知恵もさらに豊かにできる。逆さまに言えば貧すれば鈍するわけで、今まさに鈍している状態のこの会社組織経営事業業務を、どの速度でどの面子で誰の意見で変えてゆくことができるのか、そこに俺は必要なのか?いらないのではないか?馴染まないのではないか? 果たしておれは何者なのか、何ができるのか、何を果たせるのか、というかもはや辞めるんじゃないか、みきろうとしてないか、諦めていやしないか、と思う。

思うにつけ「腹を割って話したい」と思われるタイミングは、往々にして「時すでに遅し」なタイミングであることよ。あゝ。
大統領を選んじゃってから後にようやく事態のまずさに気がついてデモが行われる、というのと一緒なのか。一緒ではないな。