次もし5時間も飛行機に閉じ込められたとき用にいつも手元に文芸書をば。
と、内容も著者も知らず購入したのがこれ。

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那覇市久茂地にあるパレット久茂地?(リウボウ?)の上の階にある書店で、たまたま目に止まってKindleで買ったのがこれ。

歩くのすらも辛い酷暑にクーラーの清涼をもたらす書店で、偶然、目に飛び込んできたタイトルは、当然ながらSFテイスト作品を想起させたわけだけど。
読後の今言えるのは、全くもってSFテイストはない。いや、「平和警察」や「超強力な磁力」はSFテイストと言えなくないかもしれないが…うーん。

むしろ、現実的とまで言わないけど、かなり現世なむしろちょっと前時代の世界感で紡がれる。だって、ですよ。ビッグスクーターのマジェスティが登場しちゃうんですもの。とうの昔に終わったバイク、否始まらなかったバイク。マジェスティ。

全体を通して物語が面白くなかったかといえば、そこまで悪くは、ない。だけどじゃ面白かったかといえば、そこまでエキサイトできない。いろいろな面で物足りない、中間的な色合いの1冊です。

眠れない機内のお供に、おひとつどうぞ。